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日本工営株式会社様は、1946年創業の建設コンサルタント企業。世界160か国での実績を誇り、高い技術力と総合力で、高度化・複雑化する社会課題の解決に尽力されています。

今回お話をお伺いしたのは、DX推進部の佐藤様・兪様、CIM推進センターの川野様・山口様(昨年度まで防災部に所属)をはじめ、RICOH360 Projectsを導入されている3部署より、環境技術部の今井様、鉄道事業部の藤原様・鈴木様、防災部の金光様、大矢様の9名です(以下敬称略)。

それぞれの部署でどのようにRICOH360 Projectsを活用されているのか、またどのようなメリットを実感されているのかをお聞かせ頂きました。

 

1. RICOH360 Projectsを選んだ決め手は、「導入のしやすさ」と「使いやすさ」

Q. 貴社の事業内容と、RICOH360 Projectsをご導入いただいた各部署の業務内容をお聞かせください。

DX推進部 佐藤:

弊社は1946年の創業以降、建設コンサルタントの先駆けとして、社会基盤の整備に関わる建設コンサルティング事業や電力エンジニアリング事業を展開し、世界各国の国づくりの一翼を担っています。

私が担当するDX推進部は、社内のデジタルトランスフォーメーションを推進する部署で、生産性を高める新たなツールの紹介・導入や試行支援などを行っています。

環境技術部は、弊社の中で最初にRICOH360 Projectsを導入した部署です。環境問題の解決に取り組むのが主な役割で、海外の森林や河川流域の管理、それから大気水質管理などを行っています。

鉄道事業本部は、海外の鉄道事業として鉄道インフラ整備のプロジェクトを実施しています。

防災部は、主に国内の土砂災害の調査や対策など、安全・安心な社会インフラの実現を目指しています。

Q. 今回、貴社がRICOH360 Projectsをご導入いただいたきっかけは何でしたか?

DX推進部 佐藤:

昨年以降、コロナウイルス感染拡大により、特に海外の現場に出向くことができなくなってしまったことが主なきっかけでした。日本のオフィスにいながら海外の現場をリモートで管理することができないかということで、DX推進部の兪が見つけてきたのがRICOH360 Projectsです。

近年、国土交通省では「遠隔臨場」の取り組みを始めています。ネットワークカメラ等を活用し、現場に行かずとも離れた場所から現場の管理を行うようにすることを推進していますので、そういった動きにもいち早く対応しようという考えもありました。

Q. 他社サービスと比較したうえで、RICOH360 Projectsをお選びいただいた決め手となったのはどのような点でしょうか?

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DX推進部 佐藤:

第一に、RICOH360 Projectsはクラウドベースのサービスなので、環境構築が不要で、契約をしたらすぐに導入ができるというのが大きなポイントでした。弊社の場合はすでにRICOHさんの360°カメラRICOH THETAを使用していたこともありますが、環境構築が不要な分、初期投資も少なく済むというのも大きかったです。

また、他のツールと比べて非常に操作が簡単で使いやすいことも挙げられます。リモートで現場の管理を行うにあたっては、弊社の社員だけではなく、現地の作業員もツールを使う必要がありますので、使い始めるまでのハードルの低さは非常に重要となってきます。

ツール自体の使いやすさはもちろん、RICOH THETAを使えば、通常の写真のように撮影者のスキルで現場の状況がうまく伝わらないということがなく、誰が撮影しても現場の状況をくまなく伝えられる360°写真が撮れるので、撮影自体も簡単にできるというのも良かったです。

 

2. 3部署でRICOH360 Projectsを導入。それぞれの部署での活用方法とは

Q. RICOH360 Projectsの導入後、どのようにご活用いただいていますか? また、実際に使ってみて、どのようなメリットを感じて頂けましたか?

環境技術部 今井:

環境技術部では、海外の森林や河川流域の管理、それから大気水質管理を行っているのですが、海外の現場の状況を日本で把握するためにRICOH360 Projectsを活用しています。

それまでは現地スタッフが現地に行って写真を撮影し、データをメールで送信したり、スマートフォンの通信アプリで映像を現場と東京の間で共有する等の方法をとっていましたが、通常の映像だと写る範囲が狭いので、「もう少し下流の方が見たい」「この角度の様子が見たい」などといった要望がなかなか的確に伝えられないというのが課題でした。

RICOH360 Projectsなら、360°すべての角度を写真に収めることができるため、そういった行き違いもなく、業務を円滑に進めることができるようになりました。また、画像の中に書き込みができるので、見て欲しい部分を丸で囲むなどして指示ができるのも非常に便利です。

鉄道事業本部 鈴木:

鉄道事業本部は、海外の鉄道インフラの整備を行っておりますので、建設中の駅舎の状況をチェックするためにRICOH360 Projectsを使用しています。

各コンコース階とプラットフォーム階に4~5ヶ所の撮影箇所を設けて、その位置を毎月現地のスタッフに撮影してもらい、それを我々が日本のオフィスでチェックするという流れです。

RICOH360 Projectsは、過去の画像との比較機能も入っているので、毎月撮影した画像を比較することで工事の進捗が一目で分かります。以前は、撮った写真をフォルダに格納して、一枚一枚見なければいけなかったので、これには非常に利便性を感じています。

鉄道事業本部 藤原:

RICOH360 Projectsは現場からも好評で、平面写真と違い、天井の様子まで含めてすべての角度を1つの画像で把握できるのが良いという感想をよく聞きます。

CIM推進センター 山口(元防災部):

防災部では、部署内で検証を行っている段階で、RICOH360 Projectsを活用した災害現場の状況共有を試みています。

我々は災害の調査や対策を行っている部署ですので、よりスムーズで迅速な情報共有が求められます。特に、災害発生時の現況把握等には、正確性と迅速性が最も重要になってきます。

これまでは、現地で撮影した写真を後で整理し関係各所に送っていました。課題は迅速性に欠けることで、迅速性の観点でクラウド共有によりリアルタイムで現況を共有できるRICOH360 Projectsの有用性を感じています。

防災部 金光:

実は最近、豪雨後の道路の斜面点検でRICOH THETAを使用したのですが、通常の写真ですと20~30枚は撮影が必要なところを、RICOH THETAを使うことで10枚程度の撮影で済ませることができました。

さらに、RICOH360 Projectsを使ってそれを自動的にクラウド共有ができるので、作業効率の向上につながると感じました。

DX推進部 佐藤:

360°写真を共有する際、「どの方向を見ているのかわからない」というデメリットが挙げられることが多いですが、RICOH360 Projectsの場合は手書き等のマーカーで見てほしいところを指示する機能が付いているので、そこも利用するメンバーが非常に利便性を感じている部分だと思います。

3. コストも手間も半減!業務効率への効果

Q. RICOH360 Projectsの導入後、具体的にどのような効果がありましたか?

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鉄道事業本部 鈴木:

海外に渡航できない中で現場の状況を把握したいというのが当初の導入の目的でした。日本人のスタッフが、海外へ渡航することなく海外の現場をチェックできるという点で、業務効率は間違いなく向上していると言えます。

DX推進部 佐藤:

そうですね、RICOH360 Projectsの導入で現場に行く回数は半分以下に減っていると感じています。

海外に渡航できない場面ではもちろんそうですが、渡航できる場合でも、今までは2人で海外へ行って視察等を行っていたところを、RICOH360 Projects導入後は1人だけが現地へ行って、1人は東京を出ることすらなく仕事を進めることができます。

環境技術部 今井:

私の場合、実はRICOH360 Projects導入後に現地で政変があり、プロジェクトがストップしてしまっているため、これから本格運用となります。現地でテストした結果、プロジェクトの管理者が頻繁に現地に赴く必要がなくなる可能性を感じました。そうすると現地へ行くためのコストや時間がかなり削減されるはずなので、導入の効果はかなり高くなると考えています。

DX推進部 佐藤:

他にも、具体的に数値化するのは難しいですが、先ほど皆さんが挙げていた通り、360°写真であれば通常の写真とは違って撮り漏れの恐れが少ないので、現地とのやり取りや撮影枚数が少なくて済むという意味での業務効率化も非常に大きい部分だと思います。

CIM推進センター 山口(元防災部):

若手の立場として現場での業務に携わっている中で、シニア技術者の方に意見を伺う場面があります。そういった時に、今までは電話などでしか伝えられなかったものを、RICOH360 Projectsを使って現場の情報を共有することで、より詳しく意見を伺うことができるようになったという部分で、目には見えない大きな価値を感じています。

 

4. 今後の課題と展望

Q. RICOH360 Projects で機能の要求や修正や改良を加えてほしいと思う点はございますか?

環境技術部 今井:

360°画像の中に書き込みができる機能がありますが、自由線ではなく円や矢印などの図形描画ツールがあると便利かなと感じました。

鉄道事業本部 鈴木:

現地とのコミュニケーションをより円滑にするという意味で、現地の方が画像をアップロードした場合に通知が来るような機能があると良いと思います。

CIM推進センター 山口(元防災部):

現在、RICOH360 Projects内では、撮影スポットから見た360°を見渡すことができるのみになっていますが、Googleストリートビューのようなウォークスルー機能があると非常にありがたいです。

お客様や関係者等に現場を説明する際も、ポイントごとの画像を順番に見せるよりも、ツアーのように現地を歩いているかのようなかたちで現場を案内出来たら、より意識共有がしやすいかなと考えています。

 

Q. RICOH360 Projectsの活用において、御社の今後の課題と展望をお聞かせください。

DX推進部 佐藤:

DX推進部としては、弊社のサービスの本質に注力できるよう、RICOH360 Projectsのような業務効率化のためのツールは、積極的に普及を進めたいと考えています。

また、360°画像といったデジタルツインの技術の普及が進むにつれて、事業の進め方やコスト構造、関連するプレイヤーがどんどん変化していくことになります。そういった変化に備え、蓄積されていくデータの分析や活用にも力を入れていきたいです。

鉄道事業本部 藤原:

デジタル技術が進み、様々なツールが登場してきている中で、場面に応じて複数のツールを使わなければいけないケースが出てくることが、ツールの普及の妨げになっていると感じます。

RICOH360 Projectsは非常に良いツールではありますが、使う人が限られていれば、有効性は発揮されません。いかに活用するツールを統一し、沢山の人が同じツールを使える環境に持っていくかが最大の課題だと考えています。

防災部 金光:

日々の実務をこなしながら新技術を取り入れるのはバランスが難しい部分もありますが、技術の革新によって自動化できる業務はどんどん自動化して生き、人間にしかできない部分に注力することができれば、より付加価値の高いサービスや、面白いサービスが生まれるのではないかと考えています。

これからも、試行錯誤を続けながらRICOH360 Projectsを活用していきたいと考えております。どうぞよろしくお願い致します。

 

Q. 最後にRICOH360 Projects の活用を検討されている企業様にメッセージがございましたら是非お願いいたします。

DX推進部 佐藤:

弊社が取り組むコンサルティングという事業においては、課題解決というのがひとつの重要なミッションです。RICOH360 Projectsを使えば、課題をより可視化できる、見やすくできるのはもちろん、何よりもそれをお客様に正しく伝えることができる、という部分に大きな価値を感じています。

社内での業務効率化はもちろん、お客様にとっても有益であるという点で非常に有用性のあるツールかと思いますので、ぜひ使ってみて頂ければと思います。

 

貴重なお話をありがとうございました。これからもRICOH360 Projectsを多方面でご活用いただければ幸いです。

 

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