日比谷総合設備株式会社様

日比谷総合設備株式会社様は、空調・衛生・電気・情報通信の4つの設備事業をメインとし、安全、安心、快適に社会生活を営むための環境づくり、そして地球環境保全にも貢献していらっしゃいます。この度「RICOH360 Projects」を全社導入していただきましたので、導入目的についてエンジニアリングサービス統括本部副本部長の太田孝様、嶋村克久様(以下、敬称略)にお伺いいたしました。

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1.オフィスや外出先から現場を確認できる便利さ

ー 今回RICOH360 Projectsを検討したきっかけを教えてください

嶋村:

当社でも以前からRICOH THETA(以下THETA)を導入し、現場で使っていました。シャッターを1回押すだけで、周囲をすべて撮影できるので効率的です。普通のデジカメだと、見落としや記録漏れが発生する場合もありますが、THETAならそんな心配はありません。360°画像の有効性を実感していたところにその画像をクラウド上で共有できるRICOH360 Projectsを知り試してみたいと思いました。

これまでは現場に出掛けないと分からなかった現場の状況が、RICOH360 Projectsがあればウェブブラウザーで現地にいなくても簡単に確認できます。その便利さがみんなも分かってきたようです。

2.建設業の施工管理効率化は移動時間・手待ち時間の負担軽減から

ー RICOH360 Projects導入により期待している効果はどのようなものでしょうか

太田

これまでの建設業は現場に行って仕事をすることが当たり前で、施工作業や管理業務といったものづくりを行う作業だけでなく、工程管理や品質管理、安全管理といった情報管理的な作業も現場で行われることが多かったです。こうした仕事のやり方によって建設業は拘束時間の長い業種になっています。デスクワークをしている人も、ちょっとした確認をするために、わざわざ現場に出掛けなければなりません。
距離的には数分程度の現場でも、作業服に着替えたり、現場の入退場手続きを行ったりしていると、1時間くらいかかってしまいます。現場が遠いと仕事のうち半分くらいが移動時間ということもあります。移動負担を軽減し、別の業務に使えるようになれば生産性は上がるでしょう。

嶋村

THETAはシャッターを1回押すだけで、部屋の内部が全部記録できますから、自分の業務に必要のない部分もちゃんと記録されます。そのため工事現場の担当者が撮ってRICOH360 Projectsのクラウドにアップした写真を、安全管理の担当者が使うといった部門間の連携によっても効率化が図れます。

またRICOH360 Projectsは、支店と現場のコミュニケーションにも使えます。360°画像上に是正すべき事項を手書きしたり、注釈を書くことで現場に伝えることができます

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360°画像上に「区画表示なし」と手書きした指示(左)。それを見た現場の担当者が赤コーンを置いたことをRICOH360 Projects上で報告した例(右)

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配管に取り付けられたドレン排水トラップの用途について、次の担当者に説明するように360°画像上で指示した例

太田

リニューアル工事での現場現況記録に本サービスを使ううち、新築工事の進捗記録にも使えるのではないかと感じました。定期的に現場全体を撮影してパノラマ写真をクラウドにストックしていくと、現場の施工状況をエビデンスとして記録できます。内装工程後でもその裏にどんな配管やダクトがあるのかも確認できます。このほか仕上げチェック後の是正報告などにも使えそうです。

3.簡単な操作と手厚いサポートで全員活用

ー 全社導入に向けてどのような点を考慮されましたか

嶋村

当社では2020年10月にRICOH360 Projectsの存在を知り、2021年1月から一部の現場で試用した後、3月に全社導入を正式に決めました。そして7月にはトレーニングが完了し、全社で活用する状況になりました。全社で活用するためには、機能がシンプルで、簡単に使える必要があります。また、誰でも使えるように、トレーニングやバックアップも必要です。大手企業のリコーの製品なので、これらの面ではとても安心感がありました。

例えば使い方講習のトレーニングでは、リコーの担当者の方が事業所や拠点ごとに現地講習やオンライン講習を行い、その様子をビデオ録画して後からいつでも見られるようにしていただきました。また要点だけをまとめたわかりやすい特別版のマニュアルも作成いただき、導入後、使用方法などで困り事があれば、いつでも直接サポートしてくれています。

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簡潔な特別版マニュアルを使ったオンライン講習の画面

4.RICOH360 Projectsで建設DXへの第一歩を

ー 最後にRICOH360 Projectsを使った今後の展望についておしえてください

嶋村

日比谷総合設備では2021年度から、建設業をデジタル技術で変革する「デジタルトランスフォーメーション(建設DX)」への取り組みを始めました。現場担当者のヘルメットに「ウエアラブルカメラ」を取り付けたり、現場に定置式のポータブルカメラを設置したりして、現場を映像に自動記録することで、施工管理効率化を目指しています。

RICOH360 Projectsを含むカメラシステムの利活用や様々なDXツールを導入・拡充することによって、より一層の安全品質と生産性向上を目指しています。スモールスタートから試行錯誤を経て、建設DXのベースを確立したいです。

貴重なお話をありがとうございました。これからもRICOH360 Projectsを多方面でご活用いただければ幸いです。

(インタビュアー 建設ITジャーナリスト家入龍太氏)

 

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