>>【GW特別企画】360度カメラRICOH THETAを借りて”旅”しちゃおう【貸出キャンペーン】にご応募頂きTHETAをお貸し出しした方から寄稿を頂きましたのでご紹介します。

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みなさま始めまして。@lunaticbrain と申します。
この度リコー様よりTHETA Vをお借りし、長崎、熊本、大分を巡るバイクツーリングをしてきました。
普段は一眼レフカメラとスマートフォンで旅の写真を撮影していたので、それらとの違いや使用感などをレポートしようと思います。

1日目

まずは東京港フェリーターミナルから「フェリーしまんと」に乗船し、北九州に向かいます。

出港直後、東京ゲートブリッジの下を通過するとの船内アナウンスがあり、急いで展望デッキに移動して早速1枚目を撮影してみました。

なんとか間に合ったようです。同行者もTHETA Vを持っていたので隣り合わせで撮影しました。
周りが暗かったためISO感度を1000まで上げてみましたが、綺麗に写すことができました。
橋の下を通過している間にも何枚か撮影したのですが、船の移動速度が早く像が流れてしまったり、橋の真下では何が写っているかわからなかったりと、
何枚か失敗してしまいました。撮影結果を確認しながらゆっくりと撮り直しができない状況では、設定を変えて何枚も撮影しておくと良いようです。

この時はまだ使い方に慣れていなかったためレンズの向きを意識せず撮影していました。
被写体がはっきりしている場合は、フロントレンズを被写体に向けて撮影すると画像の確認時や共有時に手間が少なくなると、後で気がつきました。

2日目

2日目もフェリーの中です。このフェリーは東京から北九州まで、なんと34時間以上もかかるのです。
途中で徳島に寄港するのですが、降りることはできません。展望デッキに出て外を眺めることにしました。

3日目

朝6時頃にようやく新門司港に到着し、ツーリングのスタートです。
当初の予定では九州の北西にある生月島に寄ってから佐世保で昼食をとり、その後長崎に移動する予定だったのですが、
非常に強い雨が降っており景色がよく見えないだろうと判断して直接長崎に行くことにしました。
昼前に長崎に到着したので、名物のチャンポンを食べに路面電車で移動します。
事前に調べていた有名店を何店か回りましたが、どこも予約で一杯で既に受付を終了しているか、1時間は待たされそうな行列ができていました。
有名店は難しいと感じ、途中で見つけた地元のお客さんで賑わっているお店に入ってみました。海鮮のダシが効いていて、とても美味しかったです。

ちゃんぽんの後は食べるミルクセーキやカステラなど、他の長崎名物を食べ歩きました。

途中に眼鏡橋という観光スポットを通ったので、THETAを自撮り棒に装着し、川の方に伸ばして撮影してみました。
THETA+で自分が写ってる部分が見えないように編集していたところ、上流と下流が同時に見える写真ができました。
360度カメラとしてだけではなく、超広角レンズのカメラとして使ってみても他のカメラでは撮れない写真が撮れるので面白いですね。

この日は夜景を観るのは無理だろうと思っていたのですが、夜になって山を見上げてみると山頂がくっきりと見えています。
これはチャンスだと思いロープウェイで山頂まで登ってみると、昼間の雨が信じられないくらい綺麗な夜景が広がっていました。

少しでも綺麗に撮りたいとISO感度を400まで下げていたのが災いし、山頂の強い風の影響で手ブレが発生してしまいました。
何枚か撮影していたので手ブレが少ない画像が見つかりましたが、風の強い時に自撮り棒を使うのは避けたほうが無難なようです。
ツーリングには小型の三脚も持参していたのですが、夜景が観られるとは思っていなかったためホテルに置いてきてしまったのが痛いです。
THETA Z1は撮像センサが大きくなったので、高感度撮影にも更に強くなり夜景が撮りやすくなっているでしょうね。

4日目

4日目は雲仙と島原を経由し、フェリーで熊本に移動します。
この日は天気が良くなるはず・・・、だったのですがまたしても雨です。少しでも雨足が弱くなるのを待ってから出発します。
雲仙に向かう道中は霧に包まれとても幻想的でした。この時はTHETAの出番は無いと考えてしまいましたが、
真っ白な中自分だけが写るような写真が撮れていたかも知れません。次の機会があれば試してみたいです。

島原では道の駅で昼食をとり、温泉に入って疲れを取ったあとフェリーに乗船しました。
道の駅や地元のスーパーに寄るのはツーリング中の楽しみの1つで、飛行機や電車での旅行ではあまり味わえません。
休憩したいと思ったタイミングで選ばれた町や村との偶然の出会いがあり面白いです。ここでは人参のあまりの安さに驚きました。

熊本市街に着く頃には夜になっていました。名物の馬刺しを堪能した後、市役所のロビーから
修復作業中の熊本城を眺めました。今は窓越しに眺めることしかできないようなので、早く修復が終わると良いですね。

5日目

この日はツーリングのメインともいうべき阿蘇山に向かいます。ゴールデンウィーク前に小噴火が起こったため入山はできませんが、
ロープウェイ乗り場付近までは行くことができました。

曇りの日は、THETA+で明瞭度を少し上げると見やすくなるようです。
山の上はまだ霧が出ていたため行く予定だった大観峰は諦め、次の予定地である鍋ヶ滝に移動します。

移動中、事前に用意していた治具をつかってTHETAをヘルメットに装着してみました。
ぶつけたり落としたりするのが怖いので試したのは少しの間だけですが、なかなかダイナミックな写真が撮れました。

4秒間隔のインターバル撮影で数分間撮影したため、写真が沢山撮れてしまい選ぶのが大変でした。
リモコンがあれば良いなと思いましたが、既にプラグイン機能で実現している例があるようですね。

鍋ヶ滝は裏側にも入ることができるようなので、両側から撮影してみました。
記事に載せるため他の観光客の顔にぼかしを入れようと思ったのですが、THETA+のぼかし機能は細かい部分に適用するのは難しいようです。
色々試したところ「・」や「●」などの文字を色調整して顔に被せると、うまく隠せるということがわかりました。

この日は長者原と九重”夢”大吊橋も観る予定だったのですが、翌日の天気が好転することを期待し、早めに宿泊先の由布院に移動することにしました。
由布院では夕食を食べたあと、やってみようと思っていた星空撮影をしてみました。

シャッタースピードを30秒から1分程度に設定して撮影してみました。撮影し始めてから画像を確認できるまでに時間がかかるため、
表示されるまでワクワクしますね。照明もあり木が多いという酷い場所で撮ってしまいましたが、ちょうどよい位置に北斗七星が写っていました。

6日目

ついに九州ツーリングの最終日です。夜に北九州からフェリーで戻る予定なのですが、ようやく晴天となったので少し戻って阿蘇を楽しむことにします。
昨日通り過ぎた長者原もすっきりと晴れて良い景色です。

九重”夢”大吊橋は歩行者専用の吊橋では高さが日本一だそうです。橋が揺れておりTHETAを操作しながらだと落としてしまいそうだったので、
自撮り棒に取り付けて15秒間隔でインターバル撮影するようにしました。

THETAを持ちながら橋を歩いていると、他の観光客が羨望の眼差しでこちらを見てきます。カメラ目線の写真がたくさん写っていました。
他の場所では傍にいる人にしか気づかれませんが、この橋は行きと帰りで1人分ずつの幅しか無いため、とても目立っていたようです。

ツーリングの最後は、USAの字がやたらと多い宇佐市にある宇佐神宮です。

宇佐神宮は全国の八幡宮の総本社という立派な神社だそうです。県内屈指のパワースポットだけに観光客がとても多かったのですが、
仲見世商店街と鳥居の間でちょうど人が途切れたときに撮影してみました。
THETA+のリトルプラネットはなかなか使いどころが難しかったのですが、ようやく活かせることができました。
鳥居のようなシンボル的な建造物があると良いみたいですね。

この後は北九州からフェリーに乗って大阪まで移動し、翌日に陸路で500kmほど移動して帰宅しました。
旅程の半分以上が悪天候という厳しい内容でしたが、長崎の夜景や阿蘇の自然を満喫でき、THETAと共に楽しい1週間を過ごせました。

THETAを使ってみた感想と今後の希望

短い期間でしたが、THETAを使ってみて感じたことがいくつかあります。

・THETAは見えてなかった部分も撮れている

一眼レフカメラやスマートフォンも持ち歩いていますが、基本的に自分の目で見て撮ろうと思った部分しか撮れません。
THETAは全部撮れてしまうので、後から写真を見ると撮影時には気が付かなかったものが写っていて面白いです。
写りすぎるのも困り者で、THETAを見つめる人たちが沢山いて記事に使う写真を選ぶのが大変でした。

・構図を決めずに撮影できる

普通のカメラはどこをどのように撮るか、ということを考えて撮影しますが、THETAにはそれがありません。ボタンを押すだけです。
景色を撮る場合はいかに自分が写らないようにするか、ということばかりを考えていました。
他に気を付けるべき点は手の指の存在とレンズの向き、傾き、高さでしょうね。
今回は実践しませんでしたが、旅の思い出にするのなら自分の目線と同じ高さで撮ると良いと思います。
しゃがんだ状態で手を伸ばすという変な姿勢になってしまうため、疲れる上に変な目で見られてしまいそうです。

・自撮りができる

一眼レフカメラは素早く写真を撮ることができて便利なのですが、自分を写すのに向いていないという点で不満があります。
旅行に行ったにも関わらず、自分が写ってる写真がほとんど無いという事態になりがちです。その点THETAではバッチリ写ります。

・手ブレが起きてるかどうかがわかった方が良い

カメラがフィルムからデジタルになった利点として、撮ってすぐ確認できるという点が挙げられます。
仕方のないことですが、THETAを本体のみで使う場合はその利点がなくなってしまいます。
手ブレが起きた場合は、LEDなどで「今撮った写真は失敗作です!」と教えてくれると良いと思いました。

・THETA+アプリのスタンプはもっと種類が欲しい

と、書いてる最中に気がついてしまったのですが、どうやら絵文字もテキストとして追加できるようです。
スタンプ選びに困った場合は絵文字も探してみましょう!

最後に

実は私はツーリング前にTHETA Z1を注文していたのですが、発売日がゴールデンウィーク後に延期になってしまって悔しい思いをしていたところ、
ちょうどTHETA LAB.で貸出キャンペーンが企画されていたので申し込んだ次第です。
旅行中の景色が撮影できたうえ、Z1が届く前に使い方が学べたのでとても良かったです。お貸し頂き本当にありがとうございます。

Z1は発売日の午前中に届き、すぐに充電して試し撮りをしてみたところ、お借りしたTHETA Vより更に画質が良くなっており
ディスプレイまで付いて使いやすくなっていました。

Z1はその日のうちに浅草&スカイツリー観光、翌日に従兄弟の結婚式、相撲観戦と大活躍しました。
中でも面白かったのは、相撲観戦時に結びの一番で座布団が舞い、その光景を撮影した360度動画です。
拍手する人、おもむろに立ち上がって座布団を投げる人、投げている人に座布団を手渡す隣の人、
真っ先に会場を出ていく人、と様々な人の動きが同時に写っていました。
動画から画像を切り出したため画質は落ちてしまっていますが、雰囲気は伝わるのではないでしょうか。


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これからもTHETAを色々な所に持って行って使おうと思います。

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