みなさん、こんにちは!
ロンドン在住ライター、そして360度カメラTHETAユーザーでもあるしおり|在英ライター 🇬🇧(@nyu_n62 )様。
日々現地での生活を、オシャレな写真/動画で発信されている彼女に、THETAのあるロンドンの生活について寄稿いただきました。
シャーロックホームズ博物館内のワトソン博士のお部屋、360度でおすそ分けです…!#theta360 #thetaのある生活 https://t.co/G2H5saexw4
— しおり|在英ライター🇬🇧 (@nyu_n62) 2019年4月29日
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しおりさんの経歴
現在、イギリス・ロンドンでフリーライターをしている山田志桜里です。
私は幼い頃から文章を読んだり書いたりすることが大好きで、家では読書をしたり詩を書いたり、チラシの裏紙を使って本を作ったりして遊んでいるような子どもでした。
高校入学後から、文学賞や作文コンクールなどに作品を出稿するようになり、エッセイコンクールで全国最優秀賞を受賞したことがきっかけで、ライターとしてのお仕事をスタートしました。
初めはライターと胸を張れるほどのお仕事ではなかったのですが、自分の書いた文章でお金をいただくようになってからは、今年で8年目となります。
福岡の大学を卒業した後、都内の出版社で旅行ガイドの広告営業や編集に携わらせていただき、退社後に渡英して現在に至ります。
しおりさんがライターになったきっかけ
高校時代、全国最優秀を受賞したエッセイが新聞に掲載されたのですが、その新聞を読んでくださったあるおばあちゃんから「エッセイを読んで気持ちが晴れやかになった」という感謝のお手紙をいただいたのです。
これまでは自分がただ書きたいという気持ちだけで作品を書いていたのですが、そのお手紙を読んで初めて自分の文章が誰かの役に立つことを知り、ライターを志すようになりました。
そのおばあちゃんとは、約9年がたった今でも文通を続けています。
どうして在英ライターとなったのか?
在英ライターになろうと思ったのは、両親がきっかけです。
私は小学生の時にハリーポッターシリーズにどハマりしていて、その時から将来イギリスに行くことが夢でした。一人娘で人一倍心配も手もかかる子どもだったように思いますが、大学時代はロンドンへ交換留学にも行かせてもらい、かけがえのない経験をたくさん積ませてもらいました。
イギリスは私にとって本当に大切で大好きな場所なのですが、両親は一度もイギリスに来たことがありません。
私の大好きなロンドンの街並みも、テムズ川沿いの綺麗な夜景も、ティールームでのんびりいただくスコーンの美味しさも、両親は知らないのです。
私の言葉でイギリスの情報を発信していくことで、大好きなイギリスの魅力を少しでも両親に届けられればと在英ライターとして活動することを決めました。
両親のみならず、今ではSNSや雑誌を通して多くの方にイギリスの情報を届けられるようになり、少しずつですが自分の仕事にやりがいを感じています。
THETAとの出会い、興味を持ったきっかけは?
取材に行くたびに、この場所を読者にどう伝えたら「行きたい!」と思ってもらえるだろうかということをいつも考えるのですが、ある時、天井のアーチがとても美しい大聖堂への取材が決まったんです。
私はカメラの勉強もしたことがないので、天井を下から撮影して臨場感を伝えるのは難しいだろうし、廊下をメインに撮影すると天井が見切れてしまうだろうし、どうしたらいいだろう…と考えた末に思い出したのが、出版社で働いていた際、仕事で使用していたTHETAでした。
360度画像であれば、その場所の雰囲気や臨場感を味わってもらえるので、観光スポットとの相性もいいなと思い購入を決め、今では仕事に欠かせないアイテムとなっています。
しおりさんのTHETA活用とロンドンの360度写真
取材先に持って行って使用することが多いですが、ハンディサイズなので荷物にもなりませんし、今はプライベートで遊びに行く時にも持ち歩いています。
―しおりさんがTHETAで撮影した360度写真をいくつかご紹介したいと思います。
グレートホール
こちらは、オックスフォードのクライストチャーチにある「グレートホール」という大広間。映画ハリー・ポッターで「ホグワーツ魔法魔術学校の大広間」として登場しています。
幼い頃から「私もホグワーツに入学する!」と思い込んでいた私にとって、ここは言葉通り夢にまでみた憧れの場所。この夢の場所にお仕事で来れた幸せに、思わず涙が出そうでした。
今回は、広間の雰囲気がよく伝わる写真を撮りたかったので、できるだけ人が少ない時間を狙って撮影しました。
グロスター大聖堂
こちらも映画ハリー・ポッターのロケ地である「グロスター大聖堂」。天井の繊細なアーチがとても美しいスポットで、「この美しさを臨場感たっぷりに残したい!」と私がTHETAを購入する決め手となった場所でもあります。
扇型のアーチが綺麗に映るように、そして360度カメラならではの特性を活かしてみようと、あえて二方向の廊下が映る場所で撮影をしてみました。
ステンドガラスからうまく差し込んだ光も相まって、個人的には大満足のお気に入りの一枚です。
ペインテッドホール
ここはグリニッジの旧王立海軍学校内にある「ペインテッドホール」。
ぜひ画像の向きを調整して、天井を見上げてみてください。芸術家のジェームズ・ソーンヒルが19年という長い年月をかけて完成した美しい天井画を見ることができます。
360度で見ると天井までの高さや天井画の大きさ、ホールの壮大な雰囲気が伝わるのではないでしょうか? 下に置いてある大きなソファに寝そべりながら、鑑賞している方の姿もちらほらと写っていますね。
ローズオブザマナー
こちらは英国で一番美しいと言われている田舎町、コッツウォルズ地方にあるマナーハウス(旧貴族の邸宅)に宿泊した際のお部屋。
お姫様気分を味わえる豪華なベッドに、大きな窓に面した鏡台…。女の子の憧れをギュっと詰め込んだようなお部屋です。
取材先ではできるだけたくさんの写真を撮るようにしているのですが、後になってお部屋の広さの感じや間取り、どの家具の隣に何があって、カーテンや壁紙はどんな感じだったのか…など、写真に残っていなかった細かい部分が思い出せないことが多々ありました。
この写真は何気なくとった一枚だったのですが、お部屋の中心から360°カメラで1枚撮るだけで全体像を把握することができ、取材後とても重宝した写真です。
ライターのしおりさんがTHETAを使って変わったこと。
今までは取材に行くと後から見返すことができるよう、様々な場所を様々な角度で撮影していて時間がかかっていましたが、今ではこれ1枚で周りの様子がしっかり映るので、取材もスムーズにもなりました。
また、観光地などのスポット情報を紹介する記事だけでなく、旅行中の思い出や出来事などをエッセイとして執筆することもあるのですが、その際にも360度画像を重宝しています。
地面の質感から空の色、近くに立っていた人や咲いていた花まで。その場所で見ていた景色をそっくりそのまま見返すことができるので、その時の感情や思いを通常の写真を見返すよりも、鮮明に思い出すことができるのです。
先ほど画像をご紹介した「グレートホール」や「グロスター大聖堂」の回廊のように、360度で読者の方にお届けしたい!と思うスポットは、スマホアプリと連携して光の入り具合や画角を私なりに調整して撮影しています。
そして、取材のスケジュールが詰まっている場合は、それぞれのスポットに長居できないことが多いため、自分の思うままに景色を楽しむ時間がないこともしばしば。そんな時は、取材中にTHETAでひたすら撮影しておいた画像を見返して、後から同じ景色をゆっくり楽しんでいます。ワンシャッターで360度全体が残せるので、アプリと連携して写り具合を確認しなくても、記録としては申し分ない出来栄えに仕上がるのもとても助かっています。
最近は、ハリーポッター好きの友達に見せてあげたいと思って撮影した、映画ロケ地での360度の動画が「自分もその場所にいるみたいで楽しい!」と好評だったので、動画の撮影も楽しむようになりました。これまでの写真は、見えている景色の一部を「切り取る」というイメージだったのですが、THETAで「ありのままを丸ごとお届けする」という面白さは新鮮です。
特に海外は、何気ない街並みや看板、走る車や行き交う人々の様子が日本とは大きく異なることが多いので、「ありのまま」の雰囲気も、一つのコンテンツとして楽しんでもらえるのでは、と思っています。
仲間入りしてくれたばかりのTHETAですが、お仕事はもちろんプライベートでも、これからもっともっと活用法を模索していきたいと思います。
これからもTHETAの力を借りながら、イギリスのみならず、私が感じたときめきを多くの人に伝えられるようライターとして精進していきたいです。
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しおり|在英ライター 🇬🇧
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素敵な寄稿をありがとうございました!今後の更新楽しみにしております。