360 度カメラ THETAで撮った360度画像は、そのままでも素敵な思い出になりますが、THETA+アプリや色味を簡単に補正できる無料のLightroom(ライトルーム)アプリを使って編集すると、もっと素敵に生まれ変わることも。
今回は、360度カメラTHETAの特性を活かしたレタッチが素敵なnonさんに、THETAで撮影したご家族との思い出、そしてご自身の編集やレタッチのコツを伺いました!
カメラと360度カメラ THETAの撮影
nonさんのお写真はどれもとても素敵ですが、普段どんなカメラで撮影をされているのですか?
結婚する前は、母のミラーレスを借りて犬の写真をよく撮っていました。それをきっかけに単焦点レンズのボケ感が好きになり、子どもが産まれたことで一気に一眼レフでの撮影にハマりました。今では、ほぼ毎日主に子どもの写真を撮影しており、週末はインスタで仲良くなったカメラ好きママと、写真スポットに撮影に出かけたりもしています。
THETAが普通のカメラと違って良かったところはどんな点ですか?
なんといっても、360度全部撮れるところです!また、私はファンタジーのような世界観の写真を撮ることが好きなので、THETAで撮った画像はTHETA+アプリで編集することで、その空間に囲まれているような、普通のカメラでは撮れない世界観の画像に編集できるところも気に入っています。
【THETAで撮影】
※近くの木の陰に隠れてリモートで撮影。
一つの画像も、編集次第で何パターンにも変えることができて楽しかったです。普通のカメラは荷物になるのですが、THETAはポケットに入るくらい小さくてかさばらないところも良いところだと思いました。
THETAは普通のカメラと撮影スタイルが少し違うと思いますが、使ってみて最初はどんな感想でしたか?
Instagramで上手なTHETAの編集をしている人と同じように撮ってみたかったのですが、最初はどうやったら同じように撮れるのか、編集後の画像を見ても撮影方法のイメージがなかなかつきませんでした。
THETAを使い始めてから2-3日間、色んな角度で撮影してみたり、自分なりに試行錯誤しながらようやく感覚がつかめてきました。
【THETAで撮影】
※THETAを胸の上に横にして置き、片側180度のレンズで撮影。別アプリで一部加工。
あと、THETAは青空との相性はとても良いのですが、少し曇りがちな日だと特に画像の彩度が若干低め映るという印象がありました。そういう場合はLightroomアプリで彩度を上げたりしながら、自分の好みの色味に調整して編集しています。
THETAで家族旅行
ご家族での京都旅行では、THETAのどんなところが活躍しましたか?
家族3人での自撮りに活躍しました!一眼レフで家族の自撮り撮影をしようとすると、カメラを三脚に乗せて、自分たちと少し距離をあけて撮影しなくてはいけないので、人が多い観光地だとけっこう大変です。
THETAだと、子どもを抱っこしたままでも簡単に家族全員の自撮りができるし、THETAをどんな位置に向けて撮っても、とりあえず映したいものが全部映るので、簡単で助かりました。
【伏見稲荷:THETAで撮影】
実は、夫は写真で撮られることがあまり好きではなく(笑)、写真撮影するときに時間がかかったりするとちょっと嫌がられるのですが、THETAだとさくっとすぐに撮影できるので、簡単に家族全員の写真を撮ることができました。
今まで家族3人全員が一緒に映った写真があまりなかったのですが、THETAでは家族全員が一緒に映った写真をたくさん撮ることができたことも良かったです。
【嵐山と伏見稲荷:THETAで撮影】
京都では子どもが熱を出してしまって、最初の一日は観光できずずっとホテルにいたのです。でも、泊まったホテルはこじんまりとしていたのですが、内装がとても可愛い部屋で居心地が良かったです。
【THETAで撮影(オート)】
可愛い部屋だったので写真をたくさん撮りたかったのですが、6畳くらいの広さしかない部屋だったので、持っていた単焦点の一眼レンズだと、どんなに離れて撮影しても壁しか映らず部屋全体を撮影することはできませんでした。
でもTHETAだと、可愛いお部屋の空間全体を、簡単に全部撮影することができたので、このとき「THETAを持って行って良かった!」と改めて思いました(笑)。
天井の飾りも可愛くて、上下左右がぜんぶ撮影できるTHETAにぴったりなお部屋ですね!
【THETAで撮影】
※左の画像は、上の360度元画像をTHETA+アプリで編集・Lightroomアプリで色補正。
お子さんと楽しく撮影するコツ
nonさんのお写真は、どれもお子さんがとても自然な姿で映っていますが、お子さんを撮影するときのコツは何かありますか?
【THETAで撮影(オート)】
子どもと一緒に遊びながら撮影することが多いです。遊び9割で、1割撮影するという感じですね。一緒にたくさん遊んで、「こうやって遊ぶと楽しいよー!」と遊び方を見せながら、子どもがそれをマネして楽しく遊んでいる隙を狙って撮ってみたり。
一緒に歌ったり、変な顔をして笑わせてみたり、ということもします。まだ1歳なので、カメラを意識しすぎず自然に撮れるのかもしれません。
【THETAで撮影】
※THETA+アプリで編集後、Lightroomアプリで色補正。
上の写真は3脚を使ってリモートで撮影しました。綺麗に撮りたいときや、上からのアングルで撮りたいときは一脚も使います。子どもがいるとすぐに一脚を出して使うのは難しいことも多いので、ぱっとすぐに撮りたいときは手でそのままTHETAのシャッターを切ることも多かったです。
THETA画像のレタッチ
nonさんの画像はどれもふわっと明るくて素敵ですが、THETAの画像はどんなレタッチを意識されましたか?
普段使っている一眼レフの画像に比べると、THETAの画像は少しざらっとしている印象がありました。そのため、Lightroomアプリでノイズ除去をしたり、彩度を高めにして明るく編集しています。
Lightroomアプリは、色んなプリセットが設定できるのですが、私はTHETAの画質に合わせて、自分好みの色合いに補正するための「THETA用プリセット」も設定していました。
THETA用のLightroomのプリセット!ちなみに、どのような設定でしょうか?
THETAの画像は少し暗めに映る気がするので、露出は+1.5ぐらいに、かなり上げています。また、コントラストは弱めに映る印象なので、+10くらいに設定しました。
【スマホ用Lightroomアプリ(無料版)】
ハイライトはかなり下げ、その代わりにシャドウは上げています。また、白レベルも少し下げ、黒レベルは少し上げて設定しています。
THETAの元画像は彩度が低めなので、自然な彩度もすこし上げ、彩度も若干上げます。
【同僚の結婚式:THETAで撮影(オート)】
私は明るくふんわりした画像が好きなので、明瞭度を下げ、その代わりにディテールやシャープを上げることが多いです。そうすると、周囲はふわっとボケ感が出ながら、被写体ははっきりするのです。
【上の360度画像の編集後】
※左:THETA+アプリの「リトルプラネット」をさらにぐるっと反転させて編集
※右:THETA+アプリの「リトルプラネット」編集
確かに、同じ画像でも、ふんわり明るく生まれ変わりますね・・・!
ぜひ試してみたいと思います。nonさん、素敵なお写真とエピソードをありがとうございました!ちなみに、THETAの360度元データをそのままLightroomで編集し、THETAアプリで360度画像として閲覧することも可能です。ぜひこちらもお試しください。(平川)
Instagram:@nontohal
使用機種:THETA V
トップ画像:THETAで撮影し、THETA+アプリ等で編集
※本記事は、THETA Vをモニター頂いたnonさんに、ご使用時のエピソードをインタビューさせて頂いた内容です。