こんにちは。Sakiです。写真を撮るならスマートフォン、旅やイベントに写ルンです。をたまに連れていく程度のカメラ初心者。今回ははじめてカメラを持った旅に出てみました。行き先は日本から5〜6時間、LCCも出ている実は身近な国、べトナムです。

THETAって?

この旅のお供は360°カメラ RICOH THETA。存在は知っていたけど、カメラ初心者に使いこなせるの?持って行ってもちゃんと写真撮れるかな?カメラって邪魔じゃない?と不安だらけです。

旅では身軽に動きたいので荷物も最小限にしたい。

服も現地で買うのでちぐはぐになるなら持ち歩きにくいな、なんて思っていたのですがTHETAはシンプルなデザインで服も場所も選ばない。薄くて軽いのでポケットにいれてしまえるのも持ち歩ける理由のひとつ。

カメラを出すのが面倒だと撮るに至らない私にとって、THETAの写真を撮るまでの手軽さは魅力的でした。

試しに撮った1枚をすごい!と思えたらもっと撮ってみようと思いますよね。THETAはまさにそれ。

その完成度に反して操作は簡単で、技術が必要ないので慣れるのはすぐ。電源をつけて、ボタンを押すだけ。タイマー機能ではレンズの下の液晶に数字が表示されるわかりやすさ。

簡単なのに360度という簡単ではない写真が撮れるのですぐに楽しくなってきました。

360°カメラTHETA と振り返るベトナム旅行

ホイアン 〜ランタンがずらりと並ぶ色彩豊かな街〜

ホイアンはベトナム中央部に位置する海辺の都市。ダナンから車で約40分、タクシーで約2000円でした。車移動にはGrabという配車アプリがおすすめです。値段が事前にわかってWEB決済なので直接のやりとりも不要です。Grabのタクシーは車内の曲も、流れる映像も運転手さんによりけりで異国感にワクワクします。ベトナムは街の雰囲気がコロコロ変わるので景色を見ているとあっという間にホイアンに到着です。

ランタンがずらりと並ぶ色彩豊かな街並みはまさに非日常。まずは記念に1枚!

街全体が明るい色で溢れていて、歩くだけで楽しい!

ホイアンはどこかレトロでゆったりした街。のんびりと街の風景を楽しみながら目についたカフェで休憩をして1日を過ごすことに。ホイアンはカフェがたくさんあるので、疲れたらすぐに入れて居心地も抜群。開放的なカフェや古民家のようなカフェ、足湯があるカフェとカフェ探しもはかどります。かつての港湾都市で多様な文物が交差したという歴史が、現存する建築物に反映されているそうで時代も様式もさまざまです。広くはないこの街で、こんなにコロコロ変わる空気を味わえるなんてなんだか得した気分になっちゃいます。

賑やかな通りは川沿いで、並んだボートにもランタンがついていてびっくり。夜になると川を泳ぐ光が幻想的で是非みて欲しいポイント。

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THETAで撮ると植物の存在感が際立ちますね。緑も多くて気持ちがいいんです。

黄色い建物とも相性ばっちり。

川沿いに通りを進んでみるとTHETAが活躍しそうな広場を発見したので行ってみることに。

THETAでとってみるとこれ!

同じ写真で編集を変えてみると、全然違う雰囲気に。1枚の写真でこんなに雰囲気が変わるなんて編集もおもしろい。

もちろん自分を映すことも出来ます。カメラを持つだけで普段なら足を運ばないポイントも特別な景色に見えるなんて、知らなかった。

夕暮れ時にはルーフトップから街を一望できるカフェに。昼間の街とは印象ががらりと変わってなんだかロマンチック。THETAで撮ると夕暮れも独り占めしたような写真が撮れました。

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昼に歩いた道も時間が経つと全く別の顔。ランタンが街を照らす夜に、気になっていたナイトマーケットやバムー寺にいってみます。

ランタンのおかげで街は明るくお祭りのようなムードに心躍ります。

屋台には商品がびっしり。旅だと買いたくなってしまうのはなぜでしょう。観光客はぼられがちなので値段交渉はお忘れなく!

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次は水色とピンクの可愛らしい色合いと門の形からフォトスポットとして人気のバムー寺。夜は違った魅力で存在感抜群です。

五行山 〜西遊記孫悟空の伝説が残るダナンの絶景スポット〜

ダナンの絶景スポットとして人気の五行山は、5つの大理石と石灰岩の丘の集まりです。全ての山には洞窟の入り口と多数のトンネルがあるパワースポット。西遊記の孫悟空が閉じ込められたという伝説も残っています。

大仏様や寺院も日本とは違う佇まいで見入ってしまいます。

私が楽しみにしていたのはフィエンコ洞窟。ベトナム戦争時の空爆によってあいた天井の穴から洞窟へ光が差し込むスポット。神秘的な光景と空気に、この時の歴史に想いを馳せずにはいられません。

横には大仏様もいらっしゃいますよ。

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様々な洞窟を存分に味わって、

展望台からはダナンの街が一望できます。

五行山は移道距離が長く、足場が険しいところがあるので動きやすい服装と靴がおすすめです。水分も忘れずに持参してくださいね。

ダナン 〜ラグジュアリーホテルが並ぶ人気のビーチリゾート〜

最近ではビーチリゾート地として人気のダナン。ビーチ沿いにはラグジュアリーホテルが並びます。ダナンを拠点にすると観光しやすいと聞き、私もダナンのホテルに宿泊しました。

ベランダから見渡すミーケビーチは開放感に満ちて波の音も心地良いです。慌ただしい日常から解き放たれて、自分を自由にしてあげるのにぴったりな空気。日の入りに合わせて起床してみたのですが、眩しくて目が開けられないので代わりにTHETAに見てもらうことにします。

眩しくて自分が見えなくても、寝起きすぐでもボタンひとつで取れるのはやっぱり楽でついついTHETAを手に取ってしまいます。

ダナンではスパやアフタヌーンティーで存分に自分を甘やかすのがおすすめです。

せっかくなので街にも出てみると、ホイアンとは全く違う雰囲気の街並みが広がります。

ダナンは都会的な景色やお店が多く、カフェや洋服屋さんがお洒落。すごく爽やかで私が持っていたベトナムのイメージとは全く違ってびっくり。

旅とTHETA

いろんな顔を持つベトナム。旅が進めば進むほど帰りたくない!と思ってしまう国。旅をすると必ず出会う初めての景色、土地の匂い、空気の柔らかさも、何もかも心に留めておきたいけれど難しい。

THETAは空間を丸ごと残してくれて、歩いた道や天気までわかる。撮った時に感じた気持ちを、高い鮮度で思い出せるカメラだと思います。旅も撮影もほんの一瞬、それよりずっと長い思い出す時間や旅から何かを取り込む時間を豊かにしてくれるカメラ。

そして時に自分の目になってくれるカメラでもある。人間の視野はそう広くありません。自分がいる世界を自分より広く見ることができるのがTHETAの凄さ。THETAを通してみることの出来る世界を知ると、自分の見える景色も変わっていくのをこの旅で実感しました。

すごいことをしてくれるのに、とにかく簡単なのが私にとって最大の魅力!難しい設定はいらないのに朝でも夜でも綺麗に撮れる。シャッターを切るまでのステップがとにかく短いので「とりあえず撮っとこう」と思えるのは想像以上に大きなことでした。

撮ってからも、編集ソフトは手が出せないけどアプリなら抵抗はないしやってみるとそれっぽい。わからなくても手を動かしてみると面白くなったりするし、同じ写真でも全然違う写真に見えてきて楽しいんです。

素敵だな、と思ってもスマホで写してみるとなんだか普通にしか映らない。でも一眼レフで撮るほどでもない。そんな時にTHETAで気軽に、とりあえずでもボタンを押してみる。編集してみるとどうやったって普通の写真にはならないし、気持ちを丸ごと残しておける。それはきっと特別な写真になる。

まとめ

THETAは私のようにカメラに関してあまり知識がない人にもおすすめできるカメラです。簡単で仕上がりが本格的。写真を撮るきっかけができると、見える世界が広がったり、日常の中で埋れていた心を動かす瞬間に出会えたり。そろそろ桜の季節なので、いつもみる桜がTHETAを持つとどう見えるのか試しに行きたいと思います。

執筆:Sakiさん
Instagram:@__07230
使用機種:THETA  SC2

※本記事は、THETA SC2をモニター頂いたSakiさんに、ご使用時のエピソードを寄稿して頂いたものです。

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