キャンプやアウトドアだけでなく、仕事でも活用できる360度カメラのTHETA。
今回は、キャンプやアウトドアなどでの思い出記録だけでなく、空間デザイナーとしてのお仕事にもTHETAを活用して頂いている、CAMMOC代表の三沢真実さんに、THETAのお仕事活用事例についてお話を伺いました!
空間デザイナーとしてのお仕事について
三沢さんが活動されているCAMMOCは、「キャンプのある暮らし」をテーマに色々な活動をされているそうですが、具体的にはどのような活動をされているのでしょうか?
「キャンプをすることで豊かになる暮らし」をテーマに、空間コーディネートや企画を提案する活動を行っています。
【テーブルの上にTHETA+3脚&1脚を立てて撮影】
キャンプイベントや、雑誌、テレビなどでの、キャンプスタイルのコーディネートや、アウトドア関連の記事の執筆・監修も行っています。キャンプだけでなく、アウトドアや自然に関することが好きなので、ボタニカルスタイルのイベント会場の装飾や、最近はイベントでのドライフラワー制作など、親子で楽しめるワークショップの活動も行っています。
THETA×空間記録
最近は、店舗装飾のお仕事で空間撮影をされているのをSNSで拝見しました。 店舗装飾もお仕事でされているのでしょうか?
先日ロス・フラワーのイベントで、複数ブランド合同での店舗装飾を行った際、装飾した店舗の空間を記録として撮影しました。
【中央の棚の上にTHETAを置いてリモートで撮影】
規格に合わずに生花店向けに出荷できない、通常では廃棄されてしまう花を買い取ってアクセサリーを作ったり、二次利用して生まれ変わらせる活動をしています。
このとき同じ活動をしている複数のロス・フラワーのアーティストたちと一緒に、店舗を出店しました。
天井に吊るされているドライフラワーの装飾がとても素敵ですね!
この店舗は、天井にもドライフラワーを装飾したりと、普通のカメラでは天井含めた会場全体の様子を撮影して伝えることが難しい空間だったのですが、360度カメラのTHETAだと含めて、空間全部を撮影することができました。
THETA×現場の下見
以前、ウェディングの会場デザインのお仕事でもTHETAを活用して頂いたとのことですが、そのときどのようにTHETAを活用されたのでしょうか?
このとき依頼して頂いた案件は、中目黒のイベントスペースを使ったウェディング会場の装飾でした。
【装飾後の空間:THETAで撮影した画像を編集】
新郎新婦が座る高砂だけでなく、天井やテーブル、すべての空間コーディネートを行うという案件です。
最初に現場確認に行った際、真ん中のテーブルにTHETAを置いて360度で空間を撮影しました。
その後、現場をイメージしながら具体的にデザインを検討する作業になったのですが、THETAを使って現場の360度空間の撮影をしたことで、後からでも現場にいる感覚でデザインを検討することができました。
【会場下見時:THETAで撮影】
この会場は、天井にカーテンなどを吊るすことができるダクトレールがあったのですが、そのレールがどの位置にあるのかも、後から360度で具体的に確認することができました。
また、自分自身の確認だけでなく、当日一緒に装飾の活動するスタッフたちにも、打ち合わせ時に一緒にスマホのTHETAアプリ内の360度画像を見ながら、「ここに〇〇をつけてね。」と、的確に指示することができました。
装飾のために、窓枠や天井のサイズは現場でも採寸しましたが、個別の箇所を写真に撮っても、一枚づつの写真だと全体の空間のつながりが分かりません。THETAで撮影した360度画像を見れば、ひとつの360度画像で全体のつながりが一目瞭然なので、とても助かりました!
THETA×被災地の記録
昨年10月の台風11号では各地が大きな被害を受けましたが、三沢さんは被災したキャンプ場の様子をTHETAで撮影してSNSで発信されていましたね。
ずっとお世話になっている長瀞のオートキャンプ場です。 台風で大きな被害を受けたと聞いて、数日後には私含めた仲間たちが駆けつけて、現場の手伝いを行い、その場でTHETAを手に持って掲げて撮影しました。
【台風被害のあったキャンプ場:THETAで撮影】
THETAで撮影したこの場所は、それまでテントを張るキャンプサイトだったところなんです。この台風の影響で、キャンプ場のフィールドすべてが流されてしまいました。
あれから半年近くが経ち、このキャンプ場も復興して4月に再オープン予定でした。新型コロナの影響でオープン時期が延期になってしまいましたが、再び訪れた際は、同じ場所でまたTHETAで撮影してみたいと考えています。
THETA×アウトドア
三沢さんはお仕事以外でも、キャンプやアウトドアでTHETAを活用して頂いていますが、最近印象的だったTHETAの使用シーンはありますか?
冬に白馬に親子でスノーボードに行ったときに、花火Barというキッチンカーのブースで花火を見る機会があり、THETAで動画撮影をしました。寄付金が一定額集まると、花火を打ち上げるというイベントを行っている場所なのですが、その日たまたま花火が上がったのです。
※スマホの場合は、画面上部の「花火」の題名をクリックし、「アプリを開く」でYouTubeアプリに遷移してから指でタップして360度でご覧ください。
打ちあがる花火や、見ている三沢さん含めて周りの盛り上がっている人の様子も360度で雰囲気が伝わりますね!この時はなぜ360度の動画で撮影しようと思ったのでしょうか?
とっさの出来事だったので、花火に合う撮影設定とかもできず、THETAの動画なら雰囲気を撮影できるかも!と思って動画で撮影しました(笑)。
また、この日は近くで息子と自分の車に車中泊しました。車も車中泊用にリメイクしているのですが、車中泊でも快適に過ごせるということを自分の活動の中でも発信していきたいと考えています。
【近くにTHETAを置いてリモートで撮影後、編集】
車の中だと、普通のカメラでは至近距離から空間を撮影することは難しいのですが、THETAなら至近距離に置いて撮影しても空間全体撮影できるので、効果的に空間が伝えられると感じました。
この時は、自分たちから1メートル弱くらいの場所にTHETAを置いて、リモートで撮影しました。車は中をリメイクした軽自動車なのですが、軽自動車なのにこんなに至近距離から広角に撮影できるのは凄いと思いました!
他に、キャンプに合ったシーンはありますか?
プライベートで仲間たちと冬キャンプをしたときに、テントの中でTHETAを使って撮影しました。テント用の薪ストーブをみんなで囲んでぬくぬく団らんするのも冬キャンプの醍醐味で、その様子を中央にTHETAを置いて撮影しました。
【THETAをテーブルの上の3脚&1脚に設置し撮影】
テントのような狭い空間で普通のカメラで撮影しようとすると、みんなで一か所に集まらないと集合写真は撮れません。THETAを使うと、団らんしている雰囲気も写真に収めることができたのが良かったです。
キャンプ以外でもお使い頂いたシーンがあれば教えて下さい!
この冬キャンプのときに、SUP(Stand Up Paddleboard)をしながらTHETAで撮影しました。
【THETAと1脚で撮影】
富士山の景色が綺麗な湖で、THETAを付けた一脚を肩に載せて、景色とSUPに乗る自分の姿を一緒に撮影しました。
THETA SC2について
三沢さんには最初はTHETA SC、途中から新機種のTHETA SC2をお使い頂いていますが、SCと比べてSC2の使いやすくなった点などあれば教えて下さい!
【THTEAを三脚&1脚に立ててリモートで撮影】
SC2はセルフタイマーボタンが本体に付いていて、タイマーの秒数カウントも本体の表示画面に出るのが分かりやすくて嬉しいです。初めてTHETAで誰かと一緒に撮影する場合も、タイミングがちゃんと伝わるので良い写真が撮りやすいと思います。
また、SCと比べて画像もとてもきれいになったと感じています。SCと比較して暗いところの撮影に強いと感じていて、夜間の撮影や星空撮影もより楽しめるようになりました。
【THETAでマニュアル撮影後編集】
今後THETAを使って活用したいシーンなどあれば教えて下さい。
コロナで自粛になり、Zoomなどを使ったオンラインの会議やキャンプ系の講座が増えているのですが、オンラインでもTHETAの360度画像を活用して発信ができるといいなと思います。
普通のWebカメラを使ったオンラインの講座だとカメラの前に座るだけですが、THETAのような360度画像だと、空間を伝える講座でも、役立つのではと思っています!
ありがとうございました!引き続き、お仕事でもプライベートでもTHETAをたくさん活用してくださいね。(平川)
Instagram: @mamimisawa
使用機種:THETA SC2