RICOH THETA アンバサダープログラムは、THETAをご愛用くださっている皆様と一緒に、THETAの魅力を広めていきたいと言う想いから2019年6月に開始いたしました。

プログラムに参加すると、ポイントが加算され、ポイントに応じた特典をもらうことができます。

アンバサダープログラムについて詳しくはこちらをご覧ください。

 

最上位ランク「プレミア」を獲得すると、感謝の気持ちを込めてプレミア証を授与します。

今回は、プレミアアンバサダー3人目となる村山直子(Lori)さんのプレミア証授与式の様子をレポートいたします。

 

2023年4月2日(日)に実施したTHETA meet春の撮影会に合わせて、大阪市立長居植物園でプレミア証授与式を行いました。

撮影会では、Loriさんにお花の撮影方法を教えていただき、その後、編集セミナーをやっていただきました。その流れで、撮影会に参加された皆さんと、リコーからはSmart Vision事業センター 藤木副センター長と、カスタマーコミュニケーション室の坂本が参加しました。

はじめに

まずは、参加の皆さんそれぞれに自己紹介をしていただき、続いて藤木副センター長からご挨拶をしました。

続いては、プレミアアンバサダー特典のポイントで純正アクセサリーやオリジナルグッズに交換できる内容をご案内しました。

プレミア証授与

本題の「プレミア証」授与です。

藤木さんからLoriさんへプレミア証明書「№003」をお渡ししました。

藤木さんの「№000」と一緒に記念撮影。

Loriさんと藤木センター長との対談

リコー藤木

どういったきっかけでTHETAをお知りになり、使い始められたのですか?

 

Loriさん

10年くらい前からアメリカのNPO団体*でボランティア活動をしていまして、30人くらいの若者がチームを組んで日本にやってきて、日本の各地でワークショップをするんです。そのワークショップには200~300人の小学生から高校生くらいの子供たちが参加して、3日間、一緒に歌とダンスをやって、最後に全員で1時間のショーを作るという活動をするのですが、その時にいつもみんなで円陣を組んで記念撮影をするんです。ある時、THETAの広告を見て、このカメラで撮影したらいいんじゃない?と思って買ったのがきっかけです。使い始めたら、他の物を撮影するのも面白くて、普通に撮っても普通じゃない、全然違うものになると言う所にすごくハマって、これちょっと頑張ってみようかなと。2017年の秋ですね。最初に買ったのは、THETA SCでした。それからは、旅行でも使うようになり段々と面白くなってきました。2018年の秋くらいからInstagramに毎日1枚以上投稿し始めて、もう4年続いています。色んな人に「いいね」はもらうものの、写真としてどうなんだろう?という疑問を抱えていました。そんな中、2020年のRICOH IMAGINGフォトコンテストでTHETA賞を頂いたので、コロナ禍だったものの、こんな機会は2度と無いと思って、リコーイメージングスクエア東京で開催された入賞式に行ったんです。そこで普通のカメラで撮影した他の方の入賞作品を見たのですが、そもそも写真を評価する基準自体が全然分からなくて、こんなに自分は写真を知らないんだとすごいショックだったんです。なので、もっと上手くなりたい気持ちもあり、ちゃんと勉強したほうがいいなと思って、今、芸大に入り写真の勉強をしています。

 

*アメリカのNPO団体:コロナ禍で名称変更になり現在はHeart Global 

 

リコー藤木

えー!すごいですね。THETAで人生を変えちゃった感じですか?

 

Loriさん

そうなんです。THETAを買ったことで人生変わりました。

たまたま私の家の近くに芸大があって、通信に入って、なので毎日行くわけではないのですが、すごく面白いです。ちょっとずつ、写真が分かってきました。

 

リコー藤木

そうなんですね。

芸大で写真をやられていて、写真なりの常識みたいなものがあると思いますが、それとTHETAで撮ったものって融合するものなのですか?それとも全然違うように考えないといけないのですか?

 

Loriさん

ある程度融合するところはあります。

THETAのフォトコンテストの時にシンヤ先生が写真講座をしてくださって、写真の基本で三分割、構図など、それは、普通の写真もTHETAも共通のところはある程度あると思います。けど、やっぱり普通の写真とTHETAの写真は全然違うものですね。だから、芸大の先生によっては受け付けない人もいます。大学の時は普通の写真もTHETAの写真も両方課題の時に出すのですが、見てくださる先生によって「この写真とこの写真だったら、THETAの写真と普通の写真と組みにしても上手く合うね」とか「こっちの方がいいんじゃない?」と言ってくれる先生もいらっしゃるのですが、中には全くノーコメントでTHETAの写真を出しても「うーん」とスルーされる事もあります。

ただ、今後私は、卒業展示や卒業制作はTHETAの写真をやっていきたいと思っているので、その授業に入った時に、どの先生になるかによっては戦いになるかなと思っています。先生によっては、ファインダーを覗かない写真は写真じゃないという考え方の人もいるようなので、どんな風になるのか分からないところがありますが、たぶん、THETA写真をやろうと言うような人は他に居ないと思うので、居ないからこそやらして欲しいと強く大きく出たいなと思っています。

 

リコー藤木

そういう新しい分野の開拓をして頂ける方がいらっしゃると、後からやろうと思う人への道ができるわけですからね。

 

Loriさん

写真家の方でTHETAも使う人は、シンヤ先生やフォトコンテストの審査員の方はもちろんいますけど、THETA作品を出している方はまだいないんじゃないかと思っていまして、なので、そういう人がいてもいいんじゃないかと、思っています。

 

リコー藤木

すごいですね。何もないところを切り拓いていくのは、とても大変だと思うんですけど、それ以上に喜びだとか、切り拓くやりがい、達成感みたいなのがありますよね。

先ほど、Loriさんのアプリでの編集を見させていただいて、Loriさんが使っているアプリでは、細かく動かすことができて、少し変えていくだけで表情や見え方もまったく変わるなぁと感心して見ていました。

 

THETAを買われた後に、この道を究めてみようかなと思われて、今後はどういう方向でTHETA写真をやっていこうと考えていますか?

 

Loriさん

アートと言うのは考えていますが、まだどういうテーマで撮るというのは考えていなくて、これから考えていかないといけないのですけど、Instagramに投稿している時に、花の写真をたくさん投稿していたら、ある人から花をテーマにしたらどう?と言われたことがきっかけで、花ばかりずっと撮っています。でも、花をテーマにやるかというのも違う気がするので、もう少し考えようと思っています。

 

リコー藤木

違うフィールドに一歩踏み出すという感じですよね。確かに花は映えますよね。

 

Loriさん

Instagramでたくさん「いいね」をもらうのは、花が多いのですけど「いいね」をもらうから良い写真ではないんです。

 

リコー藤木

そうですか、そこはLoriさんの納得感と「いいね」を貰う評価とが合致しない時があるのですか。

 

Loriさん

違いますね。そこはジレンマ的なものがありますね。自分はこれを出したいけど、これを出したら全然「いいね」つかないと言う事もあります。

 

リコー藤木

迎合するのか、自分の道を行くのか、みたいな。

 

Loriさん

自分が好きなのを撮って投稿して、それがみんなに評価されるのが一番いいんですけど、Instagramで「いいね」がめちゃめちゃついても、コンテストに出したらいまいちだったりということもあり、何がいいのかはまだ分からなくて、難しいですね。

コンテストは審査員の方の評価によってもすごく変わるので、一概にコンテストでダメだったから、ダメな写真という事でもないと思うのですけど。

とにかくTHETAは面白いんです。4~5年やっていますけど、全然飽きないんですよ。

 

リコー藤木

今でも毎日撮ってらっしゃるのですか?

 

Loriさん

毎日は撮っていませんが、週に2~3回は必ず撮りにいって、投稿は毎日しています。

公園などで花を撮影したり、冬はイルミネーションを撮影したり。

ここを撮りたいなという場所がけっこうあって、撮るのが楽しいので。

 

リコー藤木

撮る時に、こう撮れているだろう、と仕上がりのイメージが見えているのですか?

 

Loriさん

経験上、だいたいは見えます。どうしても絶対に外したくないという時は、スマホで確認することもありますが、基本はノーファインダーです。

 

リコー藤木

すごいですね。

毎日撮っている経験値があるからこそ、得られる事ですね。

今後は大学の卒業発表の作品に取り組んでいかれるのですか?

 

Loriさん

卒業制作は何にするかまだ決めていないのですが、大学に大きなドームシアターがあって、ある先生から、あれを使ったらどう?と言われているので、そういうのができたらいいなとぼんやり考えています。

 

リコー藤木

ぜひぜひチャレンジいただいて、何かの機会に見せていただきたいですね。

頑張ってください。

 

Loriさんからの要望・ご意見

プラグインを使うと、スマホのモニターで確認できなかったり、セルフタイマーが使えなかったりするのが不便ですね。例えば、夜のイルミネーションを撮影するのにInstant Night Snapを利用する場合、スマホのモニターで確認ができないので、どのように写っているかを確認することができない。セルフタイマー撮影ができないので、リモートコントロールプラグインでリモコンから撮影はできるのですが、スリープになるとその設定がすべてリセットされてしまうので、そこはちょっと使いづらいなと思っています。

THETAの公式Instagram(日本)がほぼ動いていないので、寂しいなと思います。THETAのハッシュタグをつけて投稿していても、何のために?と思ってしまうので、もっとリポストなどでも活用して欲しいですね。

 

記念撮影

最後に参加いただいた皆さんと、記念撮影をしました。

Loriさん、これからもTHETAプレミアアンバサダーとして、どうぞよろしくお願いいたします!(坂本)

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