HDRI プラグイン / HDRI-Xプラグインは、カメラで撮影するだけで、CG画像を作成する際に簡単に環境光を再現する画像データを生成してくれるプラグインです。
通常、高ダイナミックレンジ画像(EXR/HDR)を生成するには、カメラで撮影した後、PCで画像編集し、EXR/HDRデータを生成するという手間がかかるものでした。HDRIプラグインでは1回シャッターを切っただけで、撮影から画像編集まで、THETA単体で行うことができます。生成された高ダイナミックレンジ画像は幅広い輝度差の情報を持っているので、CGやレンダリング作成時の環境光として活用すると、まるでその空間にいるかのような光の陰影を再現することができます。
実例
3Dグラフィックソフトで、3Dマテリアルのメタリックな缶をはめ込み合成
1. 背景として使用する画像を撮影
2. 缶を配置する予定の場所にTHETAを置き、HDRIプラグインで撮影 (EXR/HDRデータ)
3. 3Dグラフィックソフトで合成
3Dグラフィックソフトの既存環境光。EXR/HDRなし。
THETAで撮影した環境光データ使用(EXR/HDR)
3Dグラフィックソフトの既存環境光。EXR /HDRなし。
THETAで撮影した環境光データ使用(EXR/HDR)
EXR/HDRのデータを利用することで、その環境に置かれた光を反映した影の出方や、映り込みが反映されるのでよりリアルな合成が作成できます。
360°撮影している環境光データだと、一方向だけでなく、360°の環境光データを保存しているので、合成した3Dオブジェクトに対して、目線の位置を変更しても、まるでそこにあるかのような光の当たり方が再現できるとともに3Dオブジェクトの素材に合わせての映り込みなども再現できます。
視点の動きにあわせて、3Dオブジェクトに映りこんでいる景色も周りの環境に合ったものに変化している
3Dオブジェクトの素材感に合わせて映り込み方が変わってくる。
対応機種
RICOH THETA Z1 (HDRI)
インストールはこちら
RICOH THETA X (HDRI-X)
インストールはこちら
リモートコントロールTR-1とのペアリング手順はこちら