今回は360度カメラ THETAを活用したビジネス事例のご紹介!ということで、THETAで撮影した360度画像をVRコンテンツ化し、自社製の単価100円の紙製VRゴーグル「Auggle S(オーグルエス)」とセットでお客様にサービス提供されている、大村印刷株式会社 永浜敬久様に、THETAを活用したビジネス事例についてお話を伺いました。
大村印刷様は、どのようなVRゴーグル、サービスを提供されているのですか?
― 一度に多くの方にVR体験をして頂けるよう、Auggle Sという、単価1枚100円(※注文個数3000個の場合)の安価な紙製VRゴーグルと、360度コンテンツを使ったサービスを提供しています。紙製VRゴーグルにお客様の企業紹介などを印刷し、広告にもなるデザイン対応が可能で、そこに360度コンテンツを見ることが出来るQRコードを印刷しています。スマホからそのQRコードを読み込み、紙製VRゴーグルに装着することで、簡単にVR体験をして頂くことができるというサービスです。たとえば、イベントのノベルティとしてお客様に配布したり、観光地PRや、最近では、就職セミナーで学生に配布し、会社の施設紹介をVRで体験してもらいながら行う、という活用の仕方でも、とてもご好評頂いています。
【港区×戸板女子短期大学連携事業 港区VR観光】
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THETAをお使いになられたきっかけは何ですか?
― 私の仕事は、印刷物にIT技術を絡めたソリューションを付加価値としてのせ、新規営業開拓のサポートをすることがミッションなのですが、まだVRが世の中に広く知られていないときに、あるお客様からパノラマ画像の引き合いがあり、パートナー企業にその件を相談したら、その場で魚眼レンズを装着した一眼レフカメラで、前後左右4枚撮って、それをパノラマにつなぎ合わせるという作業をしてくれたのです。その後自分も簡単に全天球画像が撮影できないだろうかと思い色々探したところ、全天球画像がワンタッチで撮影可能なTHETAに出会いました。
VRコンテンツは、どのように制作されているのですか?
― お客様からご要望があれば、私が現地に出向き、主にTHETAを使ってお客様から要望されたコンテンツに必要な360度静止画・動画撮影を行い、それを編集してVRコンテンツを制作しています。2014年に発売されたTHETA m15を最初に使用し、現在ではm15に加え、THETA S 2台、THETA V 4台をVRコンテンツ制作として活用しています。今まで100件近いVRコンテンツを弊社が(主に私が)THETAを使って制作し、お客様に提供してきました。
VRは知っているけれど、VR画像をどうやって撮るのかは知らないお客様はまだまだ多いので、よくお客様先でTHETAのデモを披露します。皆さんすごく驚かれるし、喜んでくれます。その後、プライベートでTHETAを購入したというお客様も何人かいたので、私はTHETAの売り上げにもけっこう貢献していると思います(笑)。
永浜さんはVRコンテンツ制作のため、かなり色々な場所でTHETAの撮影をされているようですが、THETA撮影の際に何か印象的なご経験はありますか?
私が制作した360度コンテンツが、子ども達にとても喜んで貰えたことでしょうか。中国地方海運組合連合会がお客様で、子ども達に海運業の仕事についてより興味を持ってもらいたい、というご要望でした。そこで、コンテナ船に乗って船上の様子を360度で撮影しVRコンテンツをQRコードにして当社のAuggle Sに印刷し船舶イベントで子ども達に配布しました。二眼レンズで行うVR視聴は斜視などのリスクから年齢制限があるのですが、Auggle Sは一眼レンズでリスクが低いことからイベントでは小さな子ども達にも見てもらい、子ども達は初めて見るVRでの海・船の景色に「わー海だ!船だ!」と大はしゃぎでした。
【中国地方海運組合連合会 コンテナ船にのってみよう!!】
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他にはどのようなシーンでの360度VRコンテンツが、ニーズが高いのでしょうか?
目を見張る成果が出せたのは、新卒採用です。昨年と今年、ビル管理の事業を行っている大成有楽不動産様でVRインターンシップと言うコンテンツを制作しました。就活生に管理物件の見学をしてもらうには時間も限られるため、ビル管理業務の仕事を理解してもらうことが難しいのですが、THETAで撮ったVRコンテンツとAuggle S2で管理物件の現場を見学して回れるようにしました。その結果、時間・場所を問わない就業疑似体験を実現し、インターンシップに参加できない遠方の学生さん含め、かなり多くの就活生に興味を持ってもらえ、応募者は前年を大幅にUPしたそうです。
社員の皆様がプライベートでも積極的にTHETAを使った作例を撮影していらっしゃるようですね。
お客様から、「VR使ってみたいけど何をVRにしてみたらよいかわからない」という質問が多く、自分たちで色々なものを360度撮影することで、VRの提案の幅も広がるだろうと、休日のプライベートでの外出時や、旅行、少し変わったアクティビティをするときはいつも皆にTHETAでの撮影をお願いしています。登山、ロードバイク、カートレース時にヘルメットにTHETAを装着しながら撮影したりもしました。周りからは、頭につけているものは何なんだと驚かれたりもしますが(笑)。
自宅で飼っているペットのフェレットの目線と、THETAを床に置いた時のレンズの高さがちょうど同じくらいなので、ケージの中にTHETAを置いて撮影し、フェレット視点の世界を楽しんだりもしています(笑)。
今後、THETAで撮影したいシーンはありますか?
空撮で使いたいです。鳥になった気分になれますからね。THETAに初めて巡り合った時から、ずっと空撮で使いたいと思っていました。風船に付けて飛ばしてみようかとも思いました(笑)。実は現在、会社でドローンを購入し、360度空撮事業の準備中です。今年の夏ごろには、THETAと一緒に大空に羽ばたきます!
THETAをさまざまなVRコンテンツ制作にお使い頂き、ありがとうございます!空撮で撮影されたTHETA画像も楽しみにしています。(平川)
【大村印刷株式会社 ホームページ】
【港区×戸板女子短期大学連携事業 港区VR観光】
https://www.omura.co.jp/news/minatoku-pr/
【中国地方海運組合連合会 コンテナ船にのってみよう!!】
https://www.omura.co.jp/news/hiroshimaminatofesta2019/
【大成有楽不動産株式会社 バーチャルインターンシップ】
https://www.omura.co.jp/news/vrdm-taisei/