前回「THETAだから残せる赤ちゃんとの思い出」についてお話を伺ったSachikoさん。その後旦那さまの仕事の関係で、イギリスに引越しされました。
今回は引越しするときに360度カメラのTHETAが活用できた意外な点や、お子さんが1歳になりTHETA撮影方法にどんな変化が出てきたのか、お話を伺ってみました。
新生活スタートとTHETA
新しい生活を始めるにあたって、THETAが活躍したエピソードがあれば教えて下さい。
– 子どもが赤ちゃんの時、家族一緒に過ごした家の思い出を将来大きくなった息子に残しておきたくて、引っ越しする前にすべての部屋をTHETAで撮影しました。家具を置いたままでキッチンやリビング、トイレも全部THETAで撮影しました。
イギリスでの新居の物件選びは、先に渡航した夫にお願いしたのですが、本当はTHETAで候補物件を撮影してきてほしかったのに、夫がTHETAを持っていくのを忘れてしまって、、、本当に残念でした、、。
上の写真は引っ越ししてすぐに撮ったものです。新居のキッチンの窓がとても大きくて、窓があるキッチンがある家に住むのは初めてだったので、料理をしながら嬉しくなってしまいTHETAで撮ってみました。
日本に住んでいるご両親にも、360度カメラのTHETAの画像で新生活の様子をシェアしたりしますか?
– 新しい家の部屋の様子とか、お友達と会った時の様子、街歩き中に撮った写真は、クロップ(編集)すると広さとか空間の感覚が少し変わるので、LINEで360度写真をそのまま家族に送ることもあります。ただLINEだと、LINEのタイムライン上では360度で見ることができますがタイムラインで流れてしまうし、LINEのアルバムやスマホ本体に保存すると360度画像として見ることが出来ないこともあり、思い出に残す用途としてはクロップして切り取ったTHETAの画像を、家族写真共有アプリでシェアしています。
イギリスで住み始めて、ここでのTHETA撮影が面白かった、というところがあれば教えて下さい。
– THETAでお花の写真を撮ることが好きなので、イングリッシュガーデンで息子とTHETAで撮影したことが、嬉く楽しかったです。この時は咲いているバラの横に立ち、バラの花すれすれに手を伸ばして撮影をしました。手を上ではなく、バラの花近くの下に向けて撮影することがコツです。それを、THETA+アプリのリトルプラネットの反転で編集したものが一番上の画像です。
あとイギリスの建物はどれも素敵なので、THETAで写真を撮りたくなるタイミングが多いですね。
上の写真は、お出かけ中に息子がベビーカーでお昼寝してくれたので、たまには自分と景色だけを撮ってみようと思いTHETAで撮影したものです。そこは地面がたまたま平らで安定していたので、THETA本体を地面に直接立てて置き、近くに座り、本体セルフタイマー機能(※)で撮影しました。その後、THETA+アプリでリトルプラネットに編集をしました。
※スリープ状態でWifiボタンを長押ししながら電源ボタンを押す→本体正面の緑ランプ点滅後にシャッターボタンで5秒セルフタイマー開始。
下の写真は、イギリスのLIBERTYのお店です。休日に家族で買い物をしていたのですが、素敵な空間だったので夫がベビーカーを押してくれている隙にさっとTHETAで撮影してみました。
こどもが1歳になってからのTHETAの撮り方変化
お子さんが1歳台になり動きが活発になると、THETAでのお子さん撮影シーンや方法が変わったのではありませんか?
– はい。子どもが歩き始めてから公園に行く機会が圧倒的に増え、毎日の公園遊びにTHETAを持って行き撮影することが増えました。イギリスは、Play groundという子供が安全に遊べる公園がたくさんあるので、よくバスに乗って息子と公園めぐりをしています。
イギリスの地下鉄はエレベーターがないのでベビーカーだと移動が不便なのですが、代わりにバスが使いやすく、よくバスで移動しています。イギリス人は、こどもがぐずっているとあやしてくれたり、エレベーターがなくて困っていたら一緒にベビーカーを運んでくれたり優しい人が多いです。
息子の目線でTHETAのシャッターボタンを押して撮影することも増えました。あえて息子がTHETAを意識するような位置にTHETAをかざし、THETAに興味を持った瞬間にシャッターを押したりもします。THETAをつかみそうになるシーンもあるのですが、息子がおもちゃで遊んでいるような雰囲気で撮れることもあり、面白いです。
普通のカメラとどう使い分けていますか?
外出するときは、常にTHETA・GR(※リコーの単焦点カメラ)・DJIのOSMO Pocketをショルダーバックに入れていつでも撮影できるようにしています。色々使い分けているので忙しいです(笑)。 撮影や共有など、何もかも手軽に行いたいときは、スマホで撮影しています。最近子どもがテクテク歩くようになったので、面白い動画を撮りたいときはOSMO Pocketで動画を撮っています。
最近感じるのが、THETAだと普通のカメラに比べて子供の良い表情が撮れることが多いということです。たぶん、スマホや普通のカメラで撮影するときは、私がカメラの画面を見ながらの撮影になるのに対して、THETAは手に持ってシャッターを押すだけで私の目線は子供に向いているので、子どもの自然な表情が引き出せるのかな、と思います。
THETAは青空の下での撮影と相性が良いと思いますが、イギリスは曇りがちな日が多いですよね?
イギリスは一日の中でも曇ったり雨が降ったり目まぐるしく天気が変わるので、晴れ間が出ると嬉しくなって公園に行きます。でも、曇りのときのTHETAの撮影も好きですよ。曇りの日に撮ったTHETAの画像をTHETA+アプリでリトルプラネットに編集すると、周りが白くなるのでその空間をくりぬいたような画像になります。
下の画像は、こどもと一緒に大道芸を見た時に撮った写真です。曇りの日でしたが、この建物で囲まれた空間が浮かんでいるような、面白い編集ができました。
新しい土地でお子さんとの生活は大変なこともあると思いますが、お子さんとのお出かけの範囲も広がり、THETAでの撮影がますます楽しくなりそうですね。
これからもTHETAで撮ったイギリスでの生活のお写真、楽しみにしています。(平川)
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使用機種:THETA SC