2026-06-15
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2026年4月17日(金)、RICOH THETA アンバサダープログラムの最上位ランク「プレミア」を新たに獲得された小島正人さん・小池奈緒子さんの2名へ「プレミア証明書」の授与式を実施しました。

当日はお二人とも関西方面からリコー本社にお越しいただき、リコーとの意見交換も行われました。

リコーからは、Smart Vision事業センター所長・稲葉と同センター プラットフォームセールス室販売企画グループリーダー・ 田中が参加しました。

 

本レポートでは、授与式の様子とともに、THETAの魅力や今後への期待を語っていただいた座談会の模様をお届けします。

授与式の様子

授与式は、所長・稲葉の挨拶から始まりました。

 「実際に使っていただいているお客様との距離は、どうしても遠くなりがちな部分があります。
こうして直接お会いできる機会は本当に貴重だと感じています。
今日は率直に、いろいろなお話ができればと思います。」

 

続いて、お二人のこれまでの活動実績が紹介されました。

 

プレミアアンバサダー紹介

■ 小島正人さん

2019年から継続的に活動を積み重ね、2025年12月にプレミア到達。

地域コミュニティや市民活動の中で、THETA初心者向けのセミナーや撮影会を継続的に開催。

シビックテックやソーシャルハックの文脈でも活用を広げています。

フォトコンテストでは毎年入賞を重ね、中でも印象的なのが「ig THETA賞」の受賞です。

この賞は、“人々を笑わせ、考えさせる研究”に授与されるイグノーベル賞(Ig Nobel Prize)を意識して生まれたもので、審査員を悩ませるほどユニークな作品であったことから新設されました。

 

小島さん:

「形違いの作品を6パターンくらい出してます。
文字をライトで書くので、逆になってしまう失敗作もあって、それもあえて応募しました。」

さらに――

「実は“選ばれる位置”を狙って応募したこともあります。
写真展でどう展示されるか、写真家がどう見るかを学べるのが面白いんですよね。」

 

また、「1/7(ななぶんのいち)農家」として農業×ITの活動も行いながら、THETA作品に独自の視点を取り入れています。

 

■ 小池奈緒子さん

SNSでの継続的な投稿・イベント参加で実績を積み上げ、2026年2月にプレミア到達。

特に印象的なのは、THETA10周年企画の全国撮影会(名古屋・長崎・東京・札幌)すべてに参加された点です。

小池さん:

「“1日1ぴよ”は去年一年間だけのつもりだったんですが、今もほぼ毎日投稿しています。」

2024年にはフォトコンテスト準グランプリを受賞。
日常の中の一瞬を切り取る視点が高く評価されています。

プレミア賞授与

これまでの活動への感謝と敬意を込めて、
お二人は「THETA公式プレミアアンバサダー」に認定されました。

 「今後もTHETAの魅力を広く伝えていただけることを期待しています。」

 

座談会:

授与式後は、リコー社員とお二人による座談会を実施しました。

 

■ アプリについて

小池さん:

「前は『THETA+』で動画編集がすごく楽しくできたんです。どうにかなりませんか?」

 

リコー稲葉:

「『THETA+』と『THETAアプリ』の復活については、ご要望いただいていますね。
今は具体的にどのような点が足りないと感じていますか?」

 

小池さん:

「慣れてないだけかもしれないけど、取り込むだけ、という印象で。
共有はできるんですけど、そこで終わってしまう感じです。」

 

リコー田中:

「編集も含めて、そこまでが一つの体験ということですよね。」

 

小池さん:

「そうなんです。
もしTHETA+が復活するなら、BGMのバリエーションも増やしてほしいです。
あとビューを変えられるのも面白かったです。」

 

リコー稲葉:

「撮影後の“表現”まで含めて体験という点は、我々としても重要だと感じています。」

 

👉 編集・表現まで含めて初めて“THETA体験”になるという認識が共有されました。

 

■ ユーザー同士のつながり

小池さん:

「リコー主催のイベントって、もうないんですか?
毎年のように坂本さんにお会いしてたので、最近会えなくてちょっと寂しいです。」

 

リコー田中:

「主催という形は難しい部分もありますが、何らかの形で一緒にやっていければと思っています。」

 

リコー坂本:

「9月にプレミアアンバサダーの方が札幌で撮影会を企画しているので、そこは一緒にやれたらと思っています。」

 

小池さん:

「そっか。こっち側で企画したら来てくれるんですね。」

 

■ コミュニティと広がり

小島さん:

「3年前の生駒サマーセミナーの時は、それで坂本さんに来てもらって。THETAも貸してもらって、最初は一人でやるつもりだったんですが、仲間が手伝いに来てくれて。
それがきっかけで、“自分でもやっていいんだ”って思った人が出てきて、セミナーや写真展を始めた人もいるんです。」  

 

リコー稲葉:

「それはすごいですね。
ひとつの活動が次の人を動かしているんですね。」

 

小島さん:

「そうなんです。だから僕は、何かをきっかけに自走できる人を増やしたいと思っていて。」

 

👉 コミュニティの活動が次の活動を生む、構造が見えてきます。

 

■ THETAの広がりと考え方

小島さん:

「THETAって、一眼の人が面白がるというより、
全然違う領域から入ってくる人の方が多いと思うんです。
だから裾野を広げることが重要だと思っていて。」

さらに率直な声も。

「正直、今のRICOH360アプリはあんまり使ってないです。
以前のアプリと比べると使いづらさがあって。」

 

リコー稲葉:

「そういった率直な意見は、まさに我々が聞きたいところです。
どうしても今は法人向けに寄ってしまっている部分があり、個人のユーザーの皆さまへのサポートが十分ではなかったという認識もあります。」

 

■ フォトコンテストについて

小池さん:

「フォトコンテストは、有料にしてもいいんじゃないかなと思います。1作品いくら、みたいな。」

 

小島さん:

「開催してくれること自体に価値があるので、少し負担があってもいいよね、という話ですよね。」

 

リコー稲葉:

「運営の仕方はいろいろ考えられそうですね。」

 

👉 ユーザー側から“価値に対価を払う”という主体的な発想が出た点が印象的でした。

 

■ 機材の使い分けとTHETAの強み

小島さん:

「静止画はTHETA、動画はGoPro MAXっていう使い分けをしています。
静止画はやっぱりリコーの方がいいと思っています。
普段はSCで、コンテストはZ1を使っています。」

さらに――

「Z1を買ってもしばらくアンバサダー仲間に言わずに使っていたんですが、誰も気づかなかったんです。
これで、初心者モデルでも十分いい写真が撮れると確信が持てました。」

 

■ 社会的な活用の可能性

小島さん:

「自治体の記録としてTHETAを使うのも可能性があると思っています。
360度のまま残せば、30年後でもそのまま見返せるので、資産として残ると思うんです。」

 

リコー稲葉:

「そのような使い方は、まさに今後広げていきたい領域です。
ESGや社会的価値という観点でも、非常に親和性があるテーマだと感じました。」

 

■ 今後やってみたいこと

小池さん:

「みんなで撮り歩く撮影会をやってみたいです。
普段入れないような場所、工場とか、建築現場とか…
ヘルメットかぶって(笑)」

 

リコー稲葉:

「そういう“普段入れない場所”というのは面白いですね。
実はビジネス用途ではそういった現場にも入っているので、
何かしら形にできる可能性はあるかもしれません。」

 

小島さん:

「企業名があると許可が通るケースもあるので、そういうところで価値が出せそうですね。」

 

■ コミュニティの運営とこれからの形

小島さん:

「アンバサダープログラムを更新したときも、メンバーを集めて話しながら変えてきたと思うんです。
全員が参加するわけではないんですが、間口を作ると、その中の何割かは参加するので、それが大事かなと。」

 

リコー田中:

「展示会の場などでも、たくさん会話する中で出てくる話もありますよね。
そういった場を活用するのも一つのやり方かもしれないですね。」

 

小島さん:

「ここ数年だと、フォトコンテスト後の写真展が、僕らにとってはそういう場になっていて。
オンラインでは知っているけど、わざわざ会う機会はなかなかないんですよね。
でも写真展という場があると、“あ、来てるんだね、じゃあ行く”みたいな流れで集まれる。
そこで情報交換も自然にできるので。
ゆくゆくは、リコーが全部設定するんじゃなくて、
アンバサダーの中でそういう場を作れる人が出てくるのが一つの形かなと。」

 

リコー稲葉:

「すべてをリコーでやるというよりは、パートナーやさまざまな方とつながりながら進めていく。
その“窓口”をつくっていくイメージですね。」

 

さらに、小島さんからは初期のコミュニティに関するエピソードも共有されました。

「初期の頃は、自撮り棒を使った方がきれいに撮れるっていうのは知られていたんですが、
街中でやるのは恥ずかしいという空気もあって。」
「ファンミーティングで“どんどんやりましょうよ”と話したことがあって、
それがどれくらい影響したかはわからないですが、今はあまり聞かなくなりました。」

 

これを受けて、リコー側からは現在の状況と今後の方向性が語られました。

リコー稲葉:

「おっしゃる通り、社内の状況もあって、現在は法人向けの活用にかなり寄っていた部分があります。
その点については、申し訳ないという気持ちもある一方で、
リコーとしては単なる収益だけでなく、ESGや社会的な価値とも強く関係していると考えています。
例えば、学校でTHETAを使って撮影し、それをもとに作品を作るといった取り組みもあり、
教育的な価値がある活用も実際に生まれています。
こうした取り組みを発信しながら、アンバサダーの皆さんと一緒に広げていくことができれば、
リコーの方向性とも非常にリンクすると思っています。
そういった意味を明確にした上で、今後は企画として形にしていきたいと考えています。」

 

まとめ

今回の授与式と座談会を通じて見えてきたのは、
THETAの価値が

  • ユーザーの発想
  • コミュニティの広がり
  • 実体験に基づく評価

によって形づくられているということです。

 

今後もプレミアアンバサダーの皆さまとともに、
THETAの新たな可能性を広げていきます。

編集:坂本