イタリアで素敵な風景写真やカップル写真を撮影しているTHETAユーザーNicolò Simonettiさんに、360度写真の楽しみ方をインタビューしました!お花畑やカップル写真をTHETAでどのように撮影すれば素敵な写真になるのか、作品と共にご紹介します。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

THETAとの出会い

まずは自己紹介をお願いします!

私の名前は Nicolò Simonetti、30歳です。イタリア北部にあるヴェローナというところに住んでいます。イタリアのスマホアクセサリーメーカーで営業の仕事をしながら、よく各地を旅行しています。

私の一番の趣味は旅行と写真で、旅行に行く時はたいてい写真も撮影しています。外国もたくさん訪れてきましたし、それぞれの国で違うものを感じ取ってきました。温かみが印象的なタイ、歴史の長い中国、現代的な国家シンガポール、福祉国家のデンマーク、壮大なインドネシアなどなど。世界は、いつも発見がある終わりのない本のようです。

あなたにとって写真とはどんな存在ですか?

自分が本格的な写真家だとは思っていませんが、写真は私の熱い情熱そのものです。一度も写真を勉強したことがないのですが、最近は自分なりに2種類の方法でアプローチしています。それが360度写真とドローン写真です。プロの写真家は「スタイルの完璧さ」を一つの要素として重視すると思いますが、私は自分が面白いと思う「ファンタジー」と「異なる視点」という二つの要素を写真におさめる方法を模索するのが好きなんです。

どんなものを撮影するのが好きですか?

建築の美しさや花畑、廃墟の場所、私の恋人、そしてさまざまな国の美しさから動物まで、何でも撮影したくなりますね。

【ドローンで撮影した写真】

どうやってTHETAを知りましたか?

THETAを知ったのは、リトルプラネットの写真をSNSで見たことがきっかけです。すぐにそのスタイルに惚れ込みました。そして、それらの写真がどのように撮影されたのかを理解するため、ネットで技術や特徴を学び、360度カメラに関する様々なレビューや口コミ情報を元にTHETAを購入することに決めました。THETAを購入したことに満足していますし、360度カメラは確実に他のカメラには無い機能を持っていると思います。同じような写真は他のカメラでは決して表現できないですし、それがこの製品の大好きな面でもあります。

他にも360度カメラがある中で、なぜTHETAを選んだのでしょうか?

様々な理由がありますが、まずTHETAは日本企業の製品であるからです。私自身が日本製品の品質にいつも恩恵を受けています(日本のメーカー企業で数年間働いていたので、自信を持って言えるんです)。他には、ネット上のレビューや、金額に対しての価値、そして私の周りにいるユーザーから聞いた意見を考慮し、今では最愛のカメラとなっているTHETA Sを選びました。カメラの形状もシンプルで細くて、完全にポケットにおさまるんです(レンズに傷が付かない様に、ケースに入れておくことをお勧めしますが)。

使いやすさはどうですか?

THETAは使い勝手もとてもシンプルです。THETA基本アプリを使って簡単に撮影できますし、THETA+アプリは360度写真を編集するのに最適です。編集するときは、指でスワイプするだけで、好きなアングルを探すことができますし、アプリを使って写真の色を調整したり変形したりできるので、使っていて楽しいです

編集に関しては、リトルプラネットの形や、それを反転した“空を中心にして周りがぐるっと囲まれた”形の写真にはまっています。ちょっとしたアドバイスですが、私はいつもTHETAを小さな三脚やスティックと組み合わせて使用​​しています。動画については面白い使い方を発見しきれていないので、私の目標は360度の動画をもっと撮影することですね。まだまだ新しい楽しみ方を発見できる可能性を秘めていると思っています。

一番よく撮れた写真と思い出に残っている360度写真

ご自身で一番よく撮れたなと思う360度写真を紹介していただけますか?

この写真は彼女とスペインのイビザ島に旅行した時に撮影したものです。島の中をドライブしていた時、遠くに黒と白の美しい灯台があるのに気づき、車を降りてその灯台を目指して夢中で歩きました。きれいな自然の中をしばらく歩いて灯台にたどり着くと、その周りには傾いた崖がありました。これらのすべてを1つの写真におさめるには、もうシータを使うしかないと思い、撮影した1枚です!

とても素敵なカップル写真ですね!お二人で撮影されるときのコツはありますか?

はい、私が彼女と360度写真を撮影するときは、その場所の特徴になりそうな要素が一緒に写るように意識しています。例えば海岸にいるときの360度写真の場合、波打ち際に私と彼女が立ち、三脚に装着したTHETAを私たちから2メートル離れた場所に置いて撮影しました。カメラからのベストな距離を把握するには、距離を変えた複数枚の撮影をして、後からお気に入りの1枚を選ぶのがおすすめです。

カップルで撮影するときのコツを教えていただき、ありがとうございます!最も思い出に残っている360度写真はありますか?

この写真(下)は360度写真で表現できる世界が、いかに無限の可能性を秘めているかを具体的に示している写真だと思います。

犬と一緒に広い田舎を歩いていたとき、目の前に赤いポピーの花畑が広がっていることに気付きました。最初はスマートフォンで撮影したのですが、このポピー畑を上からだけでなく下から撮影するとどういう世界の見え方になるのかが気になり、THETAでも撮影することにしました。THETAを三脚に装着し、ポピー畑の真ん中に置いてTHETAアプリで操作しながらリモート撮影してみたところ、花の赤色や葉の緑色、空の水色の美しい色のコントラストで、感動的な写真が完成しました。

【360度画像】

花畑での上手な360度写真の撮影方法はこちらのTIPSをご覧ください!

ほかにもお花畑の写真はありますか?

はい、自分たちの住んでいる地域のFacebookページで、家から車で2時間ほど離れた場所にヴェネト地域公園に広大なラベンダー畑があることを知り、そこを訪れて撮影した時の写真です。ヴェネトではラベンダーの香りを満喫するだけでなく、きれいな紫色を写真におさめることができ、町を出て旅をする良い機会となりました。いつものようにTHETAやドローンなど、ひと味違う撮影を日没まで楽しみ、最後は海辺で食前酒を飲みながら一日を終えました。

【360度画像】


【ラベンダー畑でのドローン写真】

写真の色味がとても素敵ですね。どんなアプリを使用しているのでしょうか?

普段はスマホアプリのTHETA+やLightroomを使って編集しています。あまり考えずにサクッと投稿したい時は、インスタグラムなどのSNSアプリ内についている編集機能を使って直接編集してしまうときもあります。私の好きなパラメータは主に、明るさ調整とコントラスト、色温度ですね。

360度撮影するときのコツはありますか?

私のアドバイスは主に、撮影前のフェーズで、まず最初に何にフォーカスして撮影をするか、構図を思い描くことです。自分自身なのか、周りの環境なのか、特定の対象物か。それによってカメラをどこに置くかが変わってきます。ただ、そこまで気にしなくても大丈夫です。撮影を繰り返していくうちに、カメラと対象物との距離や、明るさ調整、左右対称の構図など様々な撮影方法を簡単に習得できるようになります。

THETAで撮影するときは何かアクセサリーを使用しますか?

はい、普段は3つのアクセサリーを使用しています。ポケットに入れてもレンズを傷つけないように、THETAを購入した時に同梱されていた保護ケースと、地面に置いても安定して撮影できるようにするための小さい三脚、そしてより変わった写真も撮れるように伸縮可能なスティックも持ち歩いています。

イタリアの素敵な写真と、撮影のコツをたくさん聞かせていただき、ありがとうございました!今後も今までにない素敵な360度写真を撮影してくださいね!今後も作品を拝見できるのを楽しみにしております。

インタビュー : Nicolò Simonetti

編集:水谷

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