RICOH THETA Xには、これまでのTHETAシリーズにはない、新しい撮影方法が色々と搭載されています!今回は、THETA Xに新たに搭載された、便利な機能をご紹介します。
新たなシャッター
タッチシャッター:
THETA Xでは、液晶部下のシャッターボタンの他に、液晶を直接タップすることでシャッターを押すことができる「タッチシャッター」の機能が搭載されています。
操作部を下にスワイプし、カメラ設定画面で「タッチシャッター」のマークをタップしてONにしましょう。
カメラ設定画面の「タッチシャッター」アイコン
THETA Xは、大型タッチパネルが搭載されたことで、シャッターボタンの位置が従来のモデルよりも少し下に配置されています。手持ちで、安定してシャッターを押したいときには、タッチパネルの好きな位置でシャッターを押すことができる「タッチシャッター」の機能がおすすめです!パネルに表示された枠内をタップして、撮影を開始できます。
パネルに表示された枠内をタップして撮影開始
撮影後表示ON
撮影した画像が画面左下に表示されるので、それをタップするとシングルビュー(1画像再生画面)に直接遷移できます。デフォルトはONです。撮影した画像をすぐに再生画面で表示させたいときには、デフォルトのONのままぜひお使いください。 ※静止画撮影モード時。
Photo by Sam Rohn: THETA X 11K HDR
新しい撮影設定
連写:
THETA Xでは、初めて「連写」撮影が搭載されました。液晶画面で上方向に2回スワイプして「撮影設定画面」を表示し、「通常撮影」を「連写」に変更することで連写撮影することができます。
画像サイズが11Kに選択されているときは約2秒間に8枚、5.5Kに設定されているときは20枚連写します。
※シャッター速度が遅い場合はもう少し時間がかかります。
ぜひセルフタイマーと組み合わせて、瞬間を撮り逃さない連写にトライしてみてください!
20枚を瞬時に連写で撮影
マルチブラケット:
THETAでは以前のモデルから「マルチブラケット」の撮影設定を搭載していましたが、THETA Xではマルチブラケットの撮影が連写と同様に高速で撮影が行えるようになりました!!
マルチブラケットを本体操作部上で設定
マルチブラケットとは、シャッター速度、ISO感度、ホワイトバランスの色温度をマニュアル設定(最大13個)した複数の条件で連続撮影する機能です。
THETAで撮影した360°のマルチブラケット画像データは、CG/VFXのHDRI画像データを効率よくつくりあげる用途として、これまでも世界中のCG/VFX業界の方々に活用頂いていました。
THETA Xでは、このマルチブラケットの設定が本体操作部で手軽に行うことができ、また、撮影も瞬時に完了することができます。
タイムシフト:
フロントレンズ側とリアレンズ側とを別々に時間差をつけて撮影し、撮影者が映り込まない画像を簡単に撮影することができる機能です。
※言語設定を日本語にした場合、操作部は日本語で表示されます。
これまでTHETA V/Z1ではプラグインで、THETA SC2 for businessでは、ROOMプリセット(HDR合成)で対応していましたが、THETA Xには標準搭載されました。
広い空間で隠れる場所がない施設での撮影や、THETAから離れず撮影したい場合には、おすすめの機能です。
THETA X 11K HDR Shot by Time Shift
インターバル撮影:
従来のTHETAにも搭載していたインターバル撮影設定もTHETA Xに搭載。撮影間隔(6秒~60分、1秒単位)と撮影枚数(2~200枚、または指定なし)を任意に設定して撮影します。
マイセッティング:
THETA Z1にも搭載しているマイセッティング(現在の撮影条件を、静止画・動画ひとつずつ登録可能)も、THETA Xに搭載しています。
本体側面のModeボタンを押してマイセッティングを呼び出し
登録したマイセッティングは、液晶画面からすぐに呼び出すことができます。また、本体側面のModeボタンを押してマイセッティングを呼び出すこともできます。
顔検出:
撮影時に顔検出を行うかどうかを設定します。オンにした場合、人物に適した露出で撮影します(顔を中央に表示させる機能ではありません)。
さかのぼり動画:
動画モードでシャッターボタンを長押しすると、さかのぼり動画撮影が可能です。
シャッターボタンを押している間は動画記録待機状態となり、指を離した瞬間から最大2秒間をさかのぼって記録します。
例えば、入学式で子供が出てくる少し前からシャッターボタンを押したまま待機し、姿が見えた瞬間にシャッターボタンを離すと、その2秒前から記録することができます。そのため、子供が通りすぎた後から撮影を開始したり、登場する前からずっと動画撮影をして後から編集が必要になったりするようなことがなくなります。
新しい画像再生機能
THETAシリーズで初めて本体操作部に「再生画面」が搭載され、撮影した画像の再生方法にも、新しい機能が追加になりました。
再生時の向きの設定(AIオート):
撮影設定で、静止画の再生時の向きが選択可能に。
再生時の向きの設定
生時の向きをAIオートに設定すると、撮影した画像からAIの認識技術で注目被写体を抽出し、それを再生時の初期視点として設定します。
デフォルトは「正面」に設定されています。ぜひ、AIオートの再生向き設定も試してみてください。
撮影時から撮影後の表示まで、新しい機能が色々と搭載され、より使いやすくなったTHETA Xを、ぜひ試してみてくださいね。
THETA X 11K HDR
▼THETA Xの撮影方法、詳しい内容はこちらの動画をご覧ください!
編集:平川
撮影:大原
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