THETAは全方位が写るので、日中屋外ではレンズに太陽光が入り順光部分と逆光部分が混在した画像になることがあります。
メインの被写体に光が当たっている順光の場合は問題ありませんが、逆光の場合は見た目よりも暗く写ることがあります。
また夜など周囲が暗い環境では、人物が明るくなり過ぎることも。このような場合には、露出補正で明るさを調整するか、階調再現の幅を広げることが可能なHDR合成機能を利用しましょう。
メインの被写体が暗い場合や明るい場合は露出補正で調整
太陽が背後にある、いわゆる逆光状態。オート露出のまま撮影すると、明るい空を基準に写真の明るさが設定され、影になっている人物の正面側は見た目よりも暗く写ってしまいます。
露出補正機能で明るさを調整。ライブビューで補正効果を確認しながら、顔の表情がしっかり見え、かつ背景が白飛びし過ぎないように明るさを決めて撮影。
明暗差の大きなシーンではHDR合成を活用
一部分が白飛びを起こし、階調が失われています。
HDR合成は、自動で明るさを変えながら連続撮影をした画像を合成する機能です。補正なし画像よりも白飛びしにくく、また黒つぶれしにくい画像を得られます。合成時ズレを回避するため三脚などでの固定が必須です。